貿易チーム、台湾出身の余です。台湾出身と言いながら現在は台湾勤務なので、このブログも台湾から書いています。シンガポールやヨーロッパなど海外への部品販売を担当して10年経ちましたが、今では台湾や中国の仕入先との交渉や納期調整などのやり取りも担当しています。手間がかかるお仕事ですがやりがいはあります。

私は中国語/日本語が話せるので、上司が中国や台湾へ出張する時は、通訳としてよく現地工場に同行していました。今まで一人で現地へ行って商談した経験はありませんでしたが、今回初めて一人で会社訪問をする機会がありましたので紹介させていただきます。

2020年夏ごろのことです。台湾で廃液関係の処理をおこなう商社から当社にあるファックスが届き、そこには当社の自社製品（減圧脱水装置Umie、蒸発・濃縮装置Sorae）の購入を検討したいと書かれていました。そこからその台湾商社と連絡を取り合い、サンプル廃液でのテストや情報交換をおこない、少しずつ関係性を深めていきました。

2021年11月に台湾に帰国するチャンスができて、（コロナ確認のための隔離後）早速台湾商社と一緒に現地工場を訪問しました。初めて一人での会社訪問です。自分の考えや提案が相手にちゃんと伝わるかとても不安だったので、何回もイメージしながらの自己練習をしました。日本にいる上司や関係部署の方々に協力してもらい、ZoomやTeamsで製品の勉強会や情報交換をした甲斐もあって、何とかうまく商談はできたと思います。

  
台湾工場の現場訪問（減容化したい廃液を見学）

今まではメールや電話などをメインとして対応していましたが、Face to Faceの商談は別世界でした。事前にいくら準備しても足りなくて、臨機応変に対応することの大変さも学びました。初めての経験でしたが、とても良い刺激を受けましたし、台湾でも当社の装置のニーズがあることが分かり、大変嬉しく思いました。

私は女性ですが、当社は男女を問わず、平等にチャンスを与えられる職場だと思います。社内にも女性の管理職がいますので、同じ女性にとって励みになります。

今までやったことない仕事に取り組むことは、初めは大変なことばかりで苦労も多いですが、自分自身も成長できますし、飽きることなく毎日を頑張ることができると思います。これからも新しいことにチャレンジしていきたいです。