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【ベトナム調達の魅力】 ~なぜベトナム調達が注目されているのか~

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 貿易チームのベトナム出身のドンです。ベトナム調達を増やすことに尽力しています。
 中国やタイ等の他の国に比べたらベトナムはまだ技術的に劣っている部分があるかもしれません。しかし、多少価格が高くてもベトナム調達品を優先して購入して頂けるお客様もいらっしゃいます。
 今回の記事ではなぜベトナム調達が注目されているのかについて書かせていただきます。

①ベトナム人の人柄
 ベトナム人は勉強熱心だと思います。ここでいう勉強とは学問や読書のことではなく、他人の良いことを見習い、真似ることをいいます。責任感の強い日本人と一緒に仕事して、成長したいというベトナム人はよくいます。それは、ベトナム人本人にも現地工場自体にも良い刺激を与えられるからです。ベトナムには中国と比べるとまだ弱い製造分野(例えば鋳鋼製品)もありますが、「見積りさせてください、サンプルを作らせてください」という問い合わせがよく来ます。難しいと分かっていても、チャレンジしようとしてくれます。その熱心さに協力したいという気持ちが沸いてきます。彼らがいるから、ベトナム調達は面白く感じます。

②チャイナ・プラスワン
 中国の人件費高騰と政治的リスクを避けるために、チャイナ・プラスワンはよく言われています。チャイナ・プラスワンの行き先としてよく聞くのが、ASEANのなかではタイやベトナムです。どちらの国も労働者人口が厚く、人件費が比較的安価で、政治的にもある程度安定していることが評価されています。
 チャイナ・プラスワンの行き先として多くの企業がタイに工場を進出しましたが、タイにおいても継続的な人件費の高騰は頭の痛い問題とされています。下記の表に、中国、タイ、ベトナムの10年の人件費の推移を述べます。

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 人件費高騰を避けるために、タイ・プラスワンという言葉もよく聞くようになりました。タイ・プラスワンとは、タイに引き続き工場を置き、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー等、人件費が安い近隣国に別の製造ラインを置き、またはそれらの国で物を調達するということです。
現在、タイはベトナムよりも先進国であり、東南アジアのものづくりの中心ですが、ベトナムはアジアの中心に立地し、将来ベトナムはタイの代わりにサプライチェーンの中心になる事も予想されています。

 ベトナムは外国からの投資を積極的に受け入れるべく法整備を進めています。そのお陰で日系企業もどんどんベトナムへ進出し、それらの外資企業に製品を収められるようにベトナム現地工場も設備投資、労働者の技術レベル向上のための育成投資なども行っています。今後はますます高品質、高付加価値の製品調達もできるようになると思います。

 中国調達、タイ調達をメインにしながらでも、万が一の安定調達のリスクに備えるために、余裕のあるうちから一部の生産だけでもベトナム調達を実行し、レベルアップ、コストダウンを同時に進めることをオススメします。

 ベトナム調達を頑張りますので、宜しくお願いします。

ベトナム・ハノイにあるニャッタン橋(日越友好橋) Nhat Tan Bridge(Vietnam-Japan Friendship Bridge)

ベトナム・ハノイにあるニャッタン橋(日越友好橋)
Nhat Tan Bridge(Vietnam-Japan Friendship Bridge)

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