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【減圧脱水装置Umie】~Umieに欠かせない冷却水の管理について~

減圧脱水装置 Umie

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神戸陸上営業テームの阪口です。
今回は減圧脱水装置Umieの必要ユーティリティである冷却水についてお話させて頂きます。
Umieのユーティリティの一つとして、気化した水分を熱交換し凝縮させる冷却水が必要です。
まず、減圧脱水装置Umieのしくみを簡単にご説明します。
装置内を真空ポンプにて減圧し、対象廃液を蒸留槽に供給し、間接的に蒸気にて加熱します。減圧下の為、水の沸点は40~50℃程度に下がり、廃液中の水分は蒸発しますが、コンデンサ(熱交換器)でその気化した水分は熱置換され、また水分(凝縮水)になります。
この反応を連続的行うことで対象廃液中の水分を脱水し、廃液を減容します。
装置の説明はここまでにさせて頂きますが、重要 となる凝縮反応で欠かせないのが冷却水です。
冷却水の温度については30℃(往路)~37℃(復路)となりますが、その温度帯はクーリングタワーによる循環水で対応できる範囲です。
但し、肝心なクーリングタワーが不完全な状態で得られる循環水は装置へのトラブル原因となる可能性が高くなります。

クーリングタワーのトラブルとして以下が挙げられます。

【スケール堆積で熱交換が低下して循環水温度が上昇】
・コンデンサ(装置内熱交換器)での十分な凝縮反応が行われず、不凝縮或いは蒸留不良が発生します。
・温度上昇による真空ポンプ温調冷却ラインのトラブルで真空異常を起こします。

それぞれが装置重警報(装置停止)です。
弊社では定期点検保守作業時 にコンデンサ(装置内熱交換器)の凝縮管は高圧洗浄を行う場合もあります。
クーリングタワーを管理することは装置の安全管理に繋がり、重要なポイントとなります。
以下に示すような状態になる前に点検保守をお願いしたく存じます。

donyu_200427a donyu_200427b donyu_200427c

日本冷凍空調工業会では、以下の規格を推奨しています。
JRA-GL-02-1994

  donyu_200427d

これを機に皆様の工場で使用されている或いは今後検討をお考えのお客様におかれましては、クーリングタワーの点検や見直しをご検討頂きたく存じます。クーリングタワーに関するご不明点や、お困りごとへのご相談も受け付けておりますので、ご遠慮なくお問合せ下さい。

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