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【蒸発濃縮装置 Sorae】~含油クーラント廃液を減容して残油を有価物へ~

コンヒラリモート蒸発濃縮装置 Sorae

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神戸製造チーム 営業担当の佐藤です。
今回は滋賀県のSW社様にご導入いただいた蒸発濃縮装置 Sorae(CEC-G-200)の導入事例を紹介いたします。

【写真①】

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【写真②】

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1)ニーズ:含油クーラント廃液の減容と、残油の有価引取り
2)装置処理能力:200L/Hr 熱源:LPGバーナー式
3)効果:銅線加工工程より排出される、各種クーラント液の廃液を蒸発濃縮装置Soraeで減容。
水分は大気に開放し、分離した油は燃料として有価引取りさせることで、廃液を減らして産廃費を削減し、さらに廃液を有価物に転化させる。

SW様はこれまで、銅線加工工程から排出されるクーラント液には水溶性のクーラント油が含有されており、廃液はエマルジョン化しておりました。
装置導入前に実施したラボテストの結果、エマルジョン廃液を減容していくと水分のみが蒸発し、沸点の高い油分は残渣物として残ることが分かっていたので、産業廃棄物処理業者に確認してもらったところ、減容処理後の残渣油はカロリーの高い燃料として有価引取りで回収することになりました。
元は産業廃棄物として、量に応じた処理費用や回収費用が発生していた廃液ですが、まずは減容化させることで処理費用を抑え、さらに残渣油分が有価物として引取となったことで廃棄物から利益が発生し、ダブルの効果で大幅なコストダウンを実現することが可能となりました。
また弊社電気設計者である越前によるアイデアで、濃縮処理中に分離する油と水の比重差を利用して装置本体内で油分のみ回収する機能を新たに追加したことで、これまでは苦労させられた含油廃液の処理が大きく改善され、含水率の低い油の回収が可能となりました。
これにより廃液の濃縮倍率を従来よりも高めることが可能となり、前述の通り産廃業者や廃油再生業者に燃料として有価引取(※1)してもらうことが可能な場合もあります。(※1)すべての業者が有価引取するとは限りません。事前に確認が必要です。

油分を含む廃液は、濃縮が進むにつれ水分が少なくなり油分が増えるので、装置内の液温が上昇して装置が異常停止するなど、トラブルも多いのですが、装置導入後の3か月間(※2)はセキュリティーの強い専用回線で遠隔監視するコンヒラリモートを無料で設置しており、装置の各温度推移の管理から最適な運転条件の確認、提案を実施することで装置異常の発生を最小限に抑え、導入後の早期安定操業を目指します。(※2)3か月以上の長期継続監視も可能です。
コンヒラとユーザー様が同じデータをリアルタイムで共有し、お互いの意見を交えながらベストの運転条件を設定していきますので、最短期間で安定操業していただく事が可能です。

含油クーラント廃液、脱脂洗浄廃液等、油の含まれる廃液の処理方法をご検討中の方は是非一度コンヒラにご相談ください。
廃棄物の中から有益な資源が回収できるかもしれません。

ヒアリングシートによる現状確認とテストサンプルとして2L程度の廃液をいただければ、工場にてラボテストを実施し、削減効果を試算させていただきます。

以  上

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