2014年3月16日(日)|
貿易チームのKです。
昨年12月に組織変更によりチーム合併があり、私は1人から4人のチームの一員になりました。
1人の時には普通に思っていた仕事が、チームの一員になることで環境が一変し、1人の時には気づかなかったチームワークの良さをたくさん発見する事ができ、私にとっては新しいスタートになりました。
まず、1人の時は自分のペースで自由に仕事を進める事が出来る気楽さがあった反面、誰とも言葉を交わす事がない時間の多さや、自分がいない時の仕事の心配、また売上達成へのプレッシャーが日々ありました。
しかし、チームの一員になると、ちょっとした事でも会話が生まれる時間がとても新鮮に感じたり、自分がいない時に変わりの人がいてくれる安心感、そして売上や些細な事をすぐ相談できる人が身近にいる事が私には何より嬉しい出来事でした。
そんなチームワークの喜びを感じ始めた頃に、チーム内だけじゃなく他部署からも助けてもらう事がありました。
部品の異変に気づき、そのままでは客先に納品できないと分かった時に、部品の構造に詳しい他部署の先輩に相談したところ、即座に手直しをして下さり、近くにおられた違う先輩まで自分の仕事を止めて駆け寄ってきてくださり、一緒に直して下さった事は私には大きな感動で、チームワークの良さを改めて感じました。
私は1人だけのチーム期間が長かったので、チームワークが取れるか正直心配でしたが、チームメンバーに暖かく迎えてもらい楽しい毎日が送れる事に感謝しています。
私もチームの一員として役に立てられるような事ができるように心掛けていきたいと思います。
2014年3月1日(土)|
開発設計チームリーダの越前です。
時間は我々に平等に与えられたものです。しかし、この時間は貯金ができません。この貴重な時間は、今や携帯、インターネットに代表される通信網を工夫すれば遠く離れた場所の設備を遠隔監視、操作でき、出張などの移動時間を大幅に削減し、コストも削減することが出来る時代になりました。今回はそのために開発したアイテムをご紹介します。
私は社会人になって電気一筋でやってきました。始めて入社した会社では電気検査に配属されて何もわからないまま現地試運転に出張し、お客様に怒られながら育てていただきここまでやってこれました。過去には川鉄千葉(現JFEスチール)千葉製鉄所の第三製鋼で夜遅くまで試運転をしたものです。しかし火入れ式で真っ赤な鉄の固まりがラインを流れた時は、何とも言えない感動が沸き起こり今でも鮮明に蘇ります。
その他にも、東京ドームの稼働式多機能施設、有明コロシアムの自動屋根開閉装置のようなビックプロジェクトを始め、様々な自動化設備に数多く参画をしてきました。
現在こうした自動化設備のほとんどで、シーケンサーが活躍しています。ここで簡単にシーケンサーの説明をします。シーケンサーとは、「順番(シーケンス)」を「制御(コントロール)」する装置のことです。入力機器(スイッチ、センサ等)の信号により、あらかじめ決められた条件(プログラム)に従い出力回路(モーター、スイッチなど)をコントロールする事が出来ます。この条件(プログラム)を変更する事により、ユーザーが自由に機器を制御する事が出来ます。
具体的にゲームセンターのUFOキャッチーでシーケンサーを説明します。
①②のボタンでクレーンが作動します。①で横移動のモーターを動かす(この時2を押しても動きません。シーケンサーで動かないようにしています) ②で縦移動して離すと勝手に下に降りて掴んで上がって出口に向かい離します。以上の動作は、「5つの動作」に分解できますが、普通は5つのボタンかその倍の10個のボタンが必要です。しかし、この動作を2つの押しボタンだけで可能に制御するのがシーケンサーです。
当社ではこのシーケンサーを遠く離れた、遠隔地から監視・操作できる「コンヒラリモート」というアイテムを開発しました。この導入メリットは以下の通りです。
①実際にユーザーが使い始めた時に発生する運転方案の変更、操業初期のトラブルを、設計事務所で即座に対応でき、結果移動費・出張工数も削減できるようになります。
②遠隔地から運転状況、データ監視、分析出来ることで、装置設置後でも長期にわたる対応が可能になり,機械の能力等分析が設計事務所でできるようになり遠隔でプログラムのバージョンアップも可能になります。
③また、いわゆるベテラン技術者でなければ対応できないトラブルも設計事務所から対応が出来るようになり、ベテラン技術者が同時に複数のシーケンサー対応が可能になり、結果トラブル対応の停滞が大幅に削減することができます。
④更に、ベテラン技能者が設計事務所から、現地の状況が把握出来るため、トラブル対応に派遣した新人の遠隔サポートが可能になり、結果新人育成が効率よくできるようになります。
以上のように、ドラえもんの"どこでもドア"ようにこの遠隔監視や操作することで、現地と設計事務所との時間を大幅に縮めることが可能になります。ご興味のある方は是非弊社までお問い合わせ下さい。