2013年5月21日(火)|
社長の山本太郎です。
伸びる人と、伸びない人の差はどこで生まれるのでしょうか?「そうなりたいと望んでいるか」そして「自分の可能性を信じているかどうか」の二点だと思います。
例えば、自転車や車を運転する場合、最初は「運転したいな」という欲求から始まります。それから「あの人でも運転できるし、自分もできるだろう」と自分の可能性を疑わなかったはずです。その結果最初はヨロヨロして危なっかしかったはずが、いまではほとんど無意識で運転しているはずです。しかも全員です。
では英会話はいかがでしょう?これも最初は「しゃべれたらかっこいいな」という欲求からスタートする人が多いです。ところがスクールに通ったり、海外に行く人と、いかない人がでるのはなぜなのでしょう?それは、「どうせ私には無理」と考えるからです。でもみなさん日本語を流暢にしゃべっているじゃないですか。できないはずはないのです。
ではスクールにいったり海外にいっても駄目な人はどうでしょう?それは途中で飽きて「なりたい欲求が消えていく」ことが原因です。能力はあるのにです。
さて、ここからが本題です。まず伸びる人は、「そうなりたいと思う」⇒「自分の可能性を信じてやってみる」⇒「できるようになる(なりたい自分になれた)」⇒「自分はやればできると確信する」というプラスのサイクルに入ります。こうなるとあとは勝手に自分で伸びていきます。伸びる人が多趣味だったり、マルチタレントなのはこれが理由です。
でも伸びない人は「そうなりたいと思う」⇒「自分の可能性を信じてやってみる」⇒「辛くなって止める」⇒「できない理由を考える」という思考と行動の癖がつきます。すると次からいつも「どうせ自分には無理」と考える癖が付き、更に「なりたいとも思わない」状態になります。恐ろしいことに、このような消極的な考え方をすると、消極的な考えの人が一斉に同調して集まってきます。そしてみんなで「絶対無理」と盛り上がり、絶対できないと確信します。
では伸びない人が、伸びる人になるためにはどうすればよいのか?一番手っ取り早い方法は「伸びる人」に聞いて、「伸びる人の真似をする」ことだと思います。「伸びる人」の特徴は必ず「どうしたらできるか?」と可能性を考えます。「えっ?無理でしょ」ということでも平気で言ってくるし、すぐ行動に移します。そこを真似すれば「あ~。なるほど自分もできるもんだ」と気付きます。そうやって何度か根気よくこの体験をすると「伸びない人」は、「伸びる人」に変ります。ただし「伸びない人」にとって「伸びる人」の考え方と行動は全く違うので、最初は苦痛です。しかしもし伸びる人になりたいなら、我慢してやり抜くしかないです。
逆に「伸びない人」に聞くと、必ず「できない理由」を説明し、そして決して自分からは「行動」に移しません。ですから「伸びない人」がいくら「伸びない人」に相談して、真似しても「伸びる人」になることができません。ただし自分の「できない理由」に同調してもらえるので、話は盛り上がり、気持ちは良くなります。
では自分の周りで「伸びる人」をどうやって見つけるか?それは簡単です。もしあなたが本気で「伸びる人になりたい」と思っているなら、かならず見つけることができます。見つからないのは「伸びる人になりたい」と実は望んでないのです。
でもそんな人のために実はもう一つ「伸びる人になる」方法があります。それは「強制的に自分を追い込んでくれる環境」に身を置く方法です。いやいやでも何度か追い込まれて無理だと思ったことが達成できると「あれっ? 私もやればできるんだ」と気が付き「伸びる人」に変ります。高校球児が甲子園常連校で伸びるのはこれが理由です。ただしそれまではかなり苦痛で、その時は修羅場を経験したと表現します。でもやり通せば必ず「伸びる人」になります。それをよく「化ける」と表現します。
人間は生まれ持った能力に、大きな差は無いと思います。ただあるのは「考え方の違い」だけです。誰でも考え方さえ変われば、行動が変わり、行動が変われば人生が変わると信じています。ぜひ憧れの人を見つけて、形だけでもよいので真似してみましょう。何かが必ず変わるはずです。
2013年5月1日(水)|
神戸貿易チーム 営業の福地です。
私は海外製品の輸入販売および海外工場での加工請負業務を担当しています。
加工請負ではお客様から頂いた図面をもとに海外工場で製作し、輸入して日本国内のお客様に提供していますので、新規でご注文を頂く製品の場合は事前確認をしっかりおこない、お客様にご迷惑をお掛けすることのないように注意しています。今回のブログでは加工請負業務の営業で感じた事前確認の重要性を紹介させて頂きます。
1.サンプルによる品質確認で不良品を防止
特別な要求も無く、公差の緩い簡単な加工品を新規で注文を頂いた時の話です。
お客様からはサンプル製作の希望はありませんでしたが、納期に余裕があったのでサンプルを製作し、お客様に確認して頂いたところ、現場から「今までの製品と寸法が違う」と指摘がありました。
実はその加工品は以前に作業性の向上のために寸法修正をされていたのですが、加工業者が保管している図面だけ修正され、お客様が管理している図面まで反映されていなかったのです。サンプルによる品質確認が無ければ大量に不良品を出してしまうところでした。
この経験を踏まえ、どのような製品でもサンプルによる事前の品質確認と、現場の方からのヒアリングもさせて頂くようにお願いしています。
鋳物の加工製品を新規で注文を頂いた時の話です。二度のサンプル製作による品質確認と打ち合わせを経て、お客様の希望通りの完璧な製品に仕上げることができました。従来製品より安く、品質も良くなったとご満足頂きましたが、初回のロット納品時に梱包方法に問題あることが発覚しました。この製品は倉庫で管理しやすいように木箱から取り出し、パレットに並べ替える必要があったのです。
納品に立ち会いましたので私も作業を手伝いましたが、この製品は1個あたりの重量が約15kgあり、納品数量は250個です。さらに表面には防錆用の油が塗ってあるため、滑って落とさないよう一つ一つ木箱から取り出しパレットに並べるのは想像以上に大変な作業でした。
並べ替えた後の様子が、下記の写真です。
すぐに改善の必要があると判断し、二回目の納入分より下記の写真のように木箱をパレットと同寸法に変更し、製品は二段積みにしました。
この梱包方法なら入荷後に木箱のままフォークリフトで倉庫に入れるだけで保管でき、製品を取り出す時にも木箱も浅いので容易に作業ができます。製品の仕様や品質確認には十分に注意していましたが、梱包方法まで注意していませんでした。このような事態を繰り返さないよう、以後は梱包まで商品であると考え、梱包要求まで事前に確認するようにしています。
お客様の立場で考えてみれば、発注先の変更はリスクがあり勇気のいることだと思います。その為、図面には書かれていないお客様の要求や希望を汲み取って製品に反映させ、問題を未然に防ぐところまで私の業務であると考えています。
日本と海外では考え方の違いが少なからずありますので、海外とのやり取りでは気を使う部分が多くありますが、今後も確実な製品を提供できるようお客様と海外の仕入先の間に立ってコストダウンのご協力をさせて頂きたいです。
最後になりましたが、当社の海外調達事業について簡単にご案内させて頂きます。コストダウンをお考えでしたら、是非一度お声掛け下さい。
当社では海外から船体防蝕用のアルミ板・亜鉛板、フランジや自社製品に使用する機械加工品などを輸入しており、その輸入便を利用して陸用・舶用問わずメーカー様から加工請負の仕事を頂いています。
自社製品と一緒に輸入するので、海上輸送や通関にかかるコストを抑えることができ、小ロット生産にも対応できる事が当社の海外調達事業の強みです。
価格が安いのはもちろん、日本レベルの品質・サービスを目指します。
以上
2013年4月18日(木)|