【蒸発濃縮装置Sorae30型導入事例】~自動車部品製造業における廃水処理の効率化~
蒸発濃縮装置 Sorae神戸陸上営業チームの近藤です。
蒸発濃縮装置Soraeの導入事例をご紹介いたします。
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装置写真 | 出荷風景 |
1)ニーズ:自動車部品製造工程で発生する工程廃液の減容化
2)装置処理能力:30L/Hr(スチーム式)
3)効果:工程廃液の減容により、産業廃棄物処理費用を削減
今回は、中越地方にある自動車部品製造会社様にて、製造工程から発生する廃水の処理を目的として、蒸発濃縮装置Soraeを導入いただいた事例をご紹介いたします。
お客様の工場では、自動車部品の製造工程で発生する廃水の処理設備が老朽化しており、更新の時期を迎えていました。環境への配慮とコスト削減の両立を目指し、新たな処理方法の導入をご検討されている中で、より高効率な処理方式への切り替えを模索されていました。
以前より、他工場で弊社の装置をご採用いただいていたこともあり、このたび蒸発濃縮装置Soraeにご興味をお持ちいただきました。実際に装置の仕様や処理能力をご説明したところ、ご担当者様からは「濃縮液の処理以外に後処理が必要ないのが魅力的」とのご評価をいただき、導入が決定しました。
蒸発濃縮装置Soraeは、廃液を加熱して水分を蒸発させ、残渣を濃縮液として排出する装置です。水分は触媒分解により、脱臭・無害化された蒸気として大気中に放出されるため、後処理の必要が無く、濃縮液のみが産業廃棄物となります。処理後の工程がシンプルになる点も、お客様にとっては大きなメリットでした。また、型式にもよりますが熱源については蒸気、電気、ガス、灯油の中から選択が可能で、今回はお客様の工場で発生する余剰蒸気を有効活用いただくことで、ランニングコストを抑えた運用が実現しました。今後も、環境負荷の軽減とコスト削減の両立をサポートする装置として、弊社製品をご活用いただけることを願っております。
廃水処理の効率化やコスト削減でお困りの際は、ぜひコンヒラまでお気軽にご相談ください。お客様の課題に合わせて、最適なご提案をさせていただきます。
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蒸発濃縮装置 Sorae