【お客様にコンヒラリモート(IoT)を通して寄り添う】
コンヒラリモート開発設計チームリーダーの越前です。
コンヒラリモート(IoT)の新たな取組を紹介します。
陸上案件の装置にこのコンヒラリモート(IoT)をハード標準装備しています。納入初期のトラブルはどうしても発生します。装置の運転不馴れから生じる誤作動や、異常発生時から正常運転へのリカバリー等です。
操業の初期トラブルやアフターサービスに求められていたことは、お客様で問題が発生したときに、間違いなく、できるだけ一度の対応で、短い期間で解決すること。そして、弊社のサービス担当者の業務生産性を高めていくこと。これらを同時に実現していくことが重要でした。コンヒラリモート(IoT)でサービス員の派遣時間を”0”にし弊社神戸支社で対応可能、プログラム作成者がフォローすることで問題点を次の装置に横展開することが可能になり、業務生産性を高めることに成功しました。
また装置本体も数年に1度購入するかしないかという長寿命製品のため、コンヒラリモート(IoT)によりお客様の製品の利用状況・使用状況を弊社が把握できるようになると、継続的にサービスを提供する機会を創出できるようになっています。
特に蒸発濃縮装置Soraeでは処理する廃液にはいろんなものが含まれています。場合によっては安定操業の妨げになります。これも使用状況の監視(運転状況のロググラフ)の分析をして制御方案を改善し安定操業を実現しました。
1)ジオキサンを含む廃液を無害化(特許出願中)
2)アルコール等の溶剤を含む廃液を安定操業させ、かつ溶剤で汚れた触媒の自動洗浄(特許出願中)
3)廃液に含まれている固形分の蓄積により配管を閉塞させないよう、自動配管掃除機能の構築により安定操業を実現
4)廃液に含まれている固形分が今度は蒸発槽の下部に沈殿する性質がある廃液を上記3項の自動配管掃除機能と定期的なバブリング機能にて槽内攪拌効果で安定操業を実現
このようにお客様のそばでコンヒラリモート(IoT)を通して寄り添う様にフォローすることで、我々の技術力や顧客対応能力をアピールする場やそれに基づく顧客の口コミ効果などに、貢献しています。コンヒラリモート(IoT)は7年前に約2年間市場検索して、ハードメーカーや通信会社の担当者にも恵まれてやっと今日に至りました。コンヒラの実力からすると、僥倖(ぎょうこう)としか言いようがないと思います。納入した装置をスマホアプリのようにバージョンUPや細かいバグ修正を出来るのもこのおかげです。また実機を使用して改善ソフトのトライも出来ます。
そこで新しい気づきもあり装置のバリエーションの充実を図りました。
1)蒸発濃縮装置Soraeの兄弟機種 減圧脱水装置Umieの開発市場販売開始
2)減圧脱水装置Umieで廃液をカラカラの固形分にし、2次発生した復水を蒸発濃縮装置Soraeで触媒による無害化 それぞれの得意性を生かした商品化
3)油分含んだ廃水を、スマートクリーン(油水分離機)で油分を再生油として販売し、分離した水分を蒸発濃縮装置Soraeで触媒による無害化 それぞれの得意性を生かした商品化
以上の様にお客様にコンヒラリモート(IoT)を通して寄り添い装置の操業の初期のトラブルやアフターサービスをコンヒラのビジネススタイルとしています。
蒸発濃縮装置Sorse、減圧脱水装置Umieで廃液の減容化をご検討のお客様ぜひコンヒラにお問い合せ下さい。
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コンヒラリモート