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【蒸発濃縮装置Sorae+油水分離装置スマートクリーン】~含油工程廃液の減容化~

蒸発濃縮装置 Sorae

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神戸陸上営業チームの佐藤です。

今回は岡山県の SSG 社様にご導入いただいた蒸発濃縮装置Sorae(CEC-G-75)と油水分離装置スマートクリーンユニットの導入事例を紹介させていただきます。

装置ユニット全体
装置ユニット全体写真
蒸発濃縮装置Sorae
蒸発濃縮装置 Sorae
油水分離装置スマートクリーン
油水分離装置 スマートクリーン

1)ニーズ:油分含有量が多い廃液の減容化
2)装置処理能力:Sorae75L/Hr LPGバーナー式/スマートクリーン100L/Hr
3)効果:部品製造工程より排出される、油分が多く含まれた廃液や冷却水の廃液を油水分離装置スマートクリーンで油と水に分離させ、分離した水分をSoraeで蒸発濃縮処理を行い、大気に放出して産業廃棄物の大幅な減容化を実現する。

今回、蒸発濃縮装置Soraeをご導入いただいたお客様は焼結部品の製造工場様です。
一言で焼結部品と括られますが、様々な工程を経て製品が完成することになり、その工程ごとに様々な廃液が発生するのが現状です。そこで、発生した廃液を少しでも減らすことが出来ないかというご相談からスタートしたのが今回の案件です。

減容化処理方法を検討するにあたり、最初の壁となったのがユーザー様の廃液中に含まれる油分でした。
油と水は、ほとんどの場合、沸点(沸騰温度)が大きく違うので水の沸点となる100℃で加熱処理すれば、キレイに水だけを処理できそうなイメージですが、水が蒸発した蒸気は必ず油をまとった状態で蒸発していきます。
これを飛沫同伴といい、少なからずSoraeの触媒部に付着したり、そのまま装置外に放出される形となります。

弊社のSoraeは気化した廃液を触媒燃焼法による酸化分解で無臭・無害化することが最大の特徴ですが、油が多すぎる場合はその効果が下がってしまう可能性がありますので、ユーザー様の廃液をSoraeのみで処理するのではなく、前段処理として水と油をできる限り分離させ、水分のみをSoraeで処理する方法を採用する事としました。

弊社では水分中に含まれる油を分離するスマートクリーンという油水分離装置を製作しておりましたので、油水分離に関する知見や経験もありSoraeとのユニットとして組み合わせることも問題なくスムーズに図面やフローを設計することが出来ました。

そのおかげもあり、油分が多く含まれる廃液も順調に処理することに成功致しました。

このようにコンヒラでは、処理が難しいと思われる廃液に対しても自社で開発設計した製品を組み合わせ、対象廃液の処理に最適な方法をご提案してお客様の抱える問題を解決させていただいております。
廃液処理だけでなく、船舶部品で培ったノウハウや陸上製品で経験したトラブルや相談内容を元に、お客様の欲しいを形にする新製品の開発も行っております。

どこに相談しても解決することが出来なかった問題ごとがございましたら、ぜひ一度コンヒラまでご相談ください。

以  上

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蒸発濃縮装置 Sorae

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