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【エコノミーブレンダー】軽油:バイオ燃料の混合~混合比10:1へ向けて~

エコノミーブレンダー

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本社営業第1チームの岸下です。
今回は船舶でバイオ燃料の使用を目的としたお客様に 販売させて頂いた、弊社 ブレンダー装置(エコノミーブレンダー)についてご紹介させて頂きます。

エコノミーブレンダーは2種類の異なる液体を、お客様が希望される比率で混合できる様に開発された製品です。
船舶分野においては過去にA重油とC重油を混合しB重油とするのに活用されており、陸上分野においては石灰工場などの長時間燃料を燃焼させる必要のある工場で、通常燃料+再生油を混合して工場のコストカットに貢献したなどの実績があります。

タイプとしては、運転(発停)/比率制御などを自動で実施する「自動型」と、比率調整は手動で行い発停のみ自動で実施する「手動型」があり、今回は自動型を採用/納入させて頂きました。

エコノミーブレンダー導入船

【目的】

今回導入させて頂いた船では、建造計画時に船で使用する燃料(軽油)にバイオ燃料を混ぜて使用し、運航する事を目的とされていました。
しかし、建造時に設置した設備では軽油とバイオ燃料の混合を10:1にする必要がある中、バイオ燃料の流量を制御できず運用は見送られた状態でした。

この10:1の混合比率を安定させることが今回の製品導入に対する目標とされました。

【結果】

これまでの販売実績で培ってきた経験により、装置に使用する機器並び、制御関係を構築。
納入/設置後に軽油:軽油でお客様立ち合いにてトライアル運転を実施。

制御盤タッチパネル画面と制御盤

運転結果は良好で、目標としていた混合比10:1を問題なく達成しました。
さらに弊社装置では、この10:1の比率を10:0.5までできることも確認済です。

現時点では、まだ軽油:バイオ燃料ではなく軽油:軽油で運転し、7月のバイオ燃料使用開始に合わせて運転データを収集し状況確認を行っている段階です。
弊社では、アフターサービスの一環でコンヒラリモートという自社製品を活用して、製品の運転状況を遠隔監視することができ、納入した製品の運転状況を一定期間見させて頂いていますが、納入から今までの2ヶ月間 、問題は出ておりません。

軽油:軽油でのトライアル運転時でも、混合比10:1の制御が問題なく達成できた際にはお客様に大変喜んでいただけたのですが、7月に行うバイオ燃料使用開始においてもトライアル同様に大変満足のいく結果が出ると確信しております。

今後は船舶や陸上と分野を問わず、GHG(温室効果ガス)削減に対する規制は強くなっていきます。
そういった中で、今回の様にバイオ燃料を使用したいと考えるお客様も増えてくると思われますが、弊社では今までの豊富な経験や実績により、お客様に満足いただける 製品をご提案させて頂きます。
燃料のみならず液体混合 に関し、何かお困りごとがあった際は、ぜひコンヒラへご連絡を頂けますと幸いです。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。

以上

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エコノミーブレンダー

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