【パイプガードシステム 『タンク式省スペースタイプ』の紹介】
2021/11/30|お知らせ
神戸営業の藤原です。
この度、コンヒラの自社製品である海洋生物付着防止装置(パイプガード)の新しいラインナップが登場しましたので、ご紹介致します。
その前に、まずは海洋生物付着防止装置について簡単にではありますが、ご紹介させて頂きます。
この装置は、2種類の電極棒を電気分解させることにより、電解銅イオンの殺菌作用により海洋生物の発生を抑制し、アルミ(鉄)イオンが配管内の保護被膜となり腐食を防ぎます。
タイプは以下の3種類あります。
1.タンクタイプ:機関室に電解槽を設置しており、ランニング中での電極交換が可能である。
2.シーチェストタイプ:シーチェストに電極を取り付けているので、機関室内に制御盤以外のスペースを必要としない。
3.ストレーナータイプ:一部の外航大型船向けの海水ストレーナーに電極を組み込める。
さてさて、今回は上記にご紹介させて頂きました3種類に加えて、新たに『タンク式省スペースタイプ』が加わることになりました。
一番の特徴と致しましてはベースであるタンクタイプに比べてサイズが大幅に小さくなりました。
ですので、空間スペースが大きく確保でき、新造船の機器設置や配管デザインなど多様な設計検討に対応できます。
また、電極もコンパクトになっている為、航海中での交換作業が容易になりました。
弊社の海洋生物付着防止装置は後発ではありながら、現在 外航・内航船に1400台以上納入しております。
以前別のブログでもご紹介させて頂きましたが、交換時に残量がある電極棒の再修理を行い、もう一度使用できるようにする対応も行っております。これは、元々 あるお客様からの要望から始まったものではありますが、ドックでの上架時に電極の残量がある場合は、ランニングコスト削減の為に再使用したいというお声があり、今ではアフターサービスの主力の1つにもなっております。
今後も造船所様へのコストダウンや船主様へのアフターサービスにも力をいれて参りますので宜しくお願い致します。