【減圧脱水装置Umie】~処理で発生した水も再利用~
減圧脱水装置 Umie神戸陸上営業の近藤です。
今回は中国地方のTセンター様へ納入させていただきました減圧脱水装置Umieの導入事例を紹介させていただきます。
目的:無機系研究廃液の減容化
型式:CDD-S-300
能力:300L/hr
効果:無機素材研究で発生する排液をUmieで減圧脱水することにより産業廃棄物の大幅な減容化を実現する。
Tセンター様には、かねてより既設の減圧脱水装置の保守メンテナンスをご依頼いただいておりました。
装置を長年ご利用いただくと老朽化が進み、どうしても故障やトラブルの発生リスクが高くなります。お客様の装置は2003年に導入され、定期的な点検のご依頼をいただき保全に努めてまいりましたが、更新の時期となりました。
更新装置の選定は一般競売入札が行われました。入札に参加するためには入札資格を満たすことも条件にありましたが、弊社は県指定業者資格を持ちません。地元業者様の協力を仰ぐことでこの度の入札に参加することができ、既設装置と同じ処理方法の減圧脱水装置Umieにて落札することができました。地元業者様へはこの場を借りてお礼申し上げます。
御選考の決め手にもなりましたが、対象の排液は無機イオン類であり、蒸留処理のため、お客様の施設では回収水をリサイクルすることが可能です。通常ですと発生した回収水は産廃として処理いただくのですが、水質が良いのでクーリングタワーの補給水として再利用いただいております。
同じように、Umieをご導入いただいている他のお客様も回収水の水質が良ければ、製造工程の洗浄液としての再利用や工場内の各所での雑排水としてご利用いただいています。(全ての排液が再利用可能というわけではございませんので、水質検査が必要となります。)
水は、生産活動の中で欠かせないものですが、限りある資源です。お引き合いをいただくお客様の中には、水の節約、そのためにできることを工場の建設構想の段階から計画しているお客様もいらっしゃいます。弊社の装置もほんの僅かですが、その一助になれれば幸いです。
もし、排液の処理でお困りのお客様がいらっしゃいましたら、無料のラボ試験を実施させていただき、お客様の排液に適した装置をご提案させていただきます。是非一度、コンヒラまでお問い合わせくださいませ。
関連製品情報
減圧脱水装置 Umie