神戸陸上営業チームの近藤です。
減圧脱水装置Umieの導入事例をご紹介いたします。

装置写真	タッチパネル（イメージ）

1）ニーズ：炭素製品製造工程で発生する工程廃液の減容化
2）装置処理能力：150L/Hr
3）効果：工程廃液の減容により、産業廃棄物処理費用を削減

今回は、関西地方にある炭素製品製造会社様にて、製造工程で発生する廃水の処理を目的として、減圧脱水装置「Umie」を導入いただいた事例をご紹介いたします。

装置導入にあたり、お客様より既存装置に関するお困りごとをお伺いしたところ、「冷却配管の温度確認が難しく、視認性が悪い」とのご意見をいただきました。この課題に対し、Umieでは熱電対を用いて配管内の温度を測定しており、その数値は装置のタッチパネル上でリアルタイムにご確認いただけます。これにより、現場で計器を直接確認する手間がなくなり、安全性と操作性の向上につながったことから、お客様にもご満足いただいております。

さらに、タッチパネルでは以下のような機能をご利用いただけます。
• 手動運転／自動運転の切り替え（自動運転では、事前に設定した複数の条件から選択が可能）
• 運転データリストの表示
• 開始・終了などのイベントログ履歴の確認

操作中にご不明な点が生じた際は、弊社担当者が電話またはご訪問にて丁寧にご説明いたします。また、遠隔監視システム「コンヒラリモート」をご契約いただいている場合は、弊社神戸支社の技術チームが装置の運転状況を遠隔で確認し、制御の最適化や迅速なサポート対応を行うことが可能です。

今回のお客様におかれましては、オペレーター様にて廃液の種類に応じた運転調整を実施いただき、過濃縮の防止に努められているほか、小型部品の交換についても自社でご対応されるなど、積極的なメンテナンスへの取り組みが印象的でした。

装置を最も長くお使いいただくのは、現場のお客様ご自身です。だからこそ、操作性の高さやメンテナンスのしやすさは、長期にわたる安心・安定稼働の鍵となります。
今後も私たちは、お客様の声を反映した装置開発とサポート体制の充実に努めてまいります。廃水処理の効率化や、操作面・保守面でのお悩みがございましたら、ぜひコンヒラまでご相談ください。現場に寄り添った最適なご提案をさせていただきます。

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