神戸製造チーム 営業担当の佐藤です。
今回は愛知県のY社様にご導入いただいた減圧脱水装置Umie（CDD-S-100）の導入事例を紹介いたします。

【写真①】

【写真②】

１）ニーズ：高濃度廃液の排水処理
２）装置処理能力：100L/Hr 熱源：スチーム式
３）効果：排水処理設備では処理が難しい高濃度廃液を減圧脱水装置で蒸留し減容化。
蒸留後の回収水は、排水処理設備に負荷を掛けずに処理可能となります。
今回、減圧脱水装置Umieをご導入いただいたお客様は、表面処理加工業者様です。
自社工場内に排水処理設備をお持ちなのですが、メッキ加工や化学薬品による表面加工では、処理工程の中で排水処理設備では処理が難しい高濃度廃液も発生していました。
元々、電気ヒーター式の蒸留装置で処理されていましたが、経年劣化に伴う様々な部品の故障や処理量の低下があり、また、使用電力コストも高かった為、装置の更新を検討されていたところ、名古屋で開かれた展示会にて弊社製品にご関心をいただいたのが、今回の導入に至るきっかけでした。
弊社の減圧脱水装置Umieは、減圧下で蒸留するうえ、熱源にはスチームを使用しますので安価なランニングコストでの運転が可能です。
また、装置自体がコンパクト設計となっており、限られたスペースでも設置が可能なうえ、ご注文をいただいからの設計・製造となりますのでユーザー様のご要望に合わせた仕様で製作可能なこともY社様とのニーズとマッチし、ご注文をいただく事が出来ました。

他製品と同様に減圧脱水装置Umieもご導入後3か月間※はセキュリティーの強い専用回線で遠隔監視するコンヒラリモートを無料で設置しているので、装置の制御や機能、タッチパネルの操作性をユーザー様と協議しながらバージョンアップすることが可能です。 ※ 3か月以上の長期継続監視も可能です。
Y社様のUmie設置場所は、作業員様が常駐される場所では無いため、アラームの発報にすぐに気付けず、アラームが放置される可能性があるとのことで、コンヒラリモートでの監視下で確認したアラームについては、コンヒラからご担当者様に直接連絡させていただき、状況説明を行っております。そうすることでアラームの長時間放置による装置停止を防ぎ、廃液処理の滞留を最短で留められるよう微力ながら協力させていただいております。
またコンヒラリモートはアラームの発報有無だけではなく、装置の稼働状況や、処理量の増減、装置運転時の状態もコンヒラ神戸支社にて監視しております。
装置設置と共に、専属の担当者が配置されたような状態になりますので、安心して運転していただく事が可能です。
産廃費用の削減、高濃度廃水の処理方法をご検討中の方は是非一度コンヒラにご相談ください。

ヒアリングシートによる現状確認とテストサンプルとして2L程度の廃液をいただければ、工場にてラボテストを実施し、削減効果を試算させていただきます。

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