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【更なる進化を目指すコンヒラ商品の紹介】

コンヒラリモート減圧脱水装置 Umie蒸発濃縮装置 Sorae

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開発設計チームリーダーの越前です。

弊社の陸上廃液減容化装置として蒸発・濃縮装置Sorae減圧脱水装置Umieは代表的なものですが、今回はこの2種類の装置の組合せ開発を紹介します。

今回引き合いをいただきましたお客様がお持ちの廃液には油分が多く含まれており、放置すると比重差で三層(油分、エマルジョン液(乳化液)、水分)に分離するものでした。
下記はラボテストの写真です。

donyu_200510a donyu_200510b donyu_200510c
原液 スマートクリーン
油水分離回収油分
処理液の水分

上記「原液」写真内の上半分が油分で下半分は水です。
この廃液をSoraeで減容化したいところですが、油分が蒸発工程を邪魔します。これを解消する為にSoraeの前処理に油水分離装置スマートクリーン(WS-1000)を設置し、まず分離した油分を回収し有価で販売できる再生油にします。

<廃油集合タンク> <スマートクリーン(WS-1000)>
donyu_200510d donyu_200510e

残りの廃液(エマルジョン液(乳化液)、水分)をSoraeで処理します。濃縮処理中に油と水の比重差が発生して、蒸発槽内で分離し浮上油として発生します。
下記導入事例にてご報告しました通り、実際にお客様に納品した装置で実証されています。
【蒸発濃縮装置 Sorae】~含油クーラント廃液を減容して残油を有価物へ~

蒸発槽内浮上油を定期的に廃油集合タンクに移送させるライン構成にし、Soraeは安定した操業が可能になります。その結果、エマルジョン化した廃液からも油分を回収することも可能にしました。

Sorae⇒集合タンクに移送ラインです

donyu_200510f

Soraeの全体写真です
donyu_200510g

 新型コロナウイルスの影響でお客様による立会検査が保留となっており、検査待ちの状況ですが、長引くようであればzoom(ビデオ会議)で立会検査を実施して納入する計画もしています。

 また以前からご好評いただいております、遠隔監視システムコンヒラリモート<IoT版>が更に進化したzoom(ビデオ会議)とのコラボも昨年の11月頃から積極的に導入し、お客様との仕様打合せをzoomで行い、装置のメンテナンスはコンヒラリモートで実施しています。
 現在の緊急事態宣言中において他県への移動制限があった場合でも、お客様にはご迷惑を掛けずに、遠隔サポートでき、安定運用を可能にしています。

 更に今後下記の通り装置の開発計画をしています。
 ・UmieにSoraeで採用している泡立ち検知方法で消泡剤を自動投入するシステムの構築
 ・Umieのスチーム釜の構造をSoraeスチーム式に転用
 ・Soraeの泡立ち発生時の自動回避システムを特許出願準備
 ・Soraeの触媒での脱臭出来ない廃液を完全脱臭するアフターバーナーのラインナップ

以上、コンヒラには様々な自社装置がありますが、互いの得意、不得意を精査して、よりお客様の要望に沿った装置構成をご提案させていただいております。今後のコンヒラの進化にご期待していただき、廃液処理等でお困りでしたら、弊社までお気軽にご連絡くださいませ。

関連製品情報

コンヒラリモート減圧脱水装置 Umie蒸発濃縮装置 Sorae

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