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【減圧脱水装置Umie】~廃液減容にお困りのお客様:減容濃縮液の水分(有価事例)~

コンヒラリモート減圧脱水装置 Umie

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神戸陸上営業チーム阪口です。
今回は既に廃液を濃縮減容して脱水残渣物を有価にて回収されているお客様からのご相談内容をご紹介させていただきます。

現在、弊社製品とは異なる濃縮減容装置にて水溶性クーラント廃液の濃縮減容処理を行っており、廃液中の水分を出来る限り脱水して、残った油分を有価物(助燃剤)として回収業者に引取りしてもらっていたのですが、処理効率が悪く、非常に手間がかかるため現状より効率を上げて脱水減容する装置を探しているというご相談でした。

対象廃液:水溶性クーラント廃液(金属加工工程で発生する廃液)
目的:脱水後の濃縮液(油)の含水率低減と処理効率向上

既設装置にて脱水濃縮処理を行っておられますが濃縮液中の水分量が多い為、濃縮液(油)を有価回収してもらう為には、1度脱水処理した濃縮液を再度既設装置に投入して、2度脱水処理した濃縮液にする必要があったそうです。これは、複数の工程から発生する廃液の濃度が異なることが原因と思われ、入口側(原液)・出口側(回収水・濃縮液(油)のコントロールができておらず、濃縮液ピットの濃縮液(油)水分量が安定しない為、二度の脱水工程を踏むしか方法はなかったそうです。

そこで弊社の減圧脱水装置Umieによる実機テストをご提案させていただき、お客様のご希望される減容率や処理時間等、細かい条件を設定のうえ実機によるテストを行いました。

テストの結果は大成功で、既存装置で2度処理した有価濃縮液(油)と、Umieで1度だけ処理した濃縮液(油)を分析比較した結果、両濃縮液(油)ともほぼ同程度の水分質量%値となっていることが確認できました。

donyu_200730aS

donyu_200730bS【テスト機Umie】

弊社の減圧脱水装置Umieは原水計量タンクにて供給した廃液を計測し、回収水計量タンクにおいて、減圧蒸留で気化した水分を凝縮した回収水を計量して濃縮率を計算しながら処理していますので、あらかじめ濃縮倍率さえ設定しておけば、ご希望の濃縮度まで装置が自動的に濃縮してくれます。このテスト結果を元に、処理コスト(装置効率・作業工数)の削減が可能となることをご理解頂き、お客様と導入に向け具体的に進めることとなりました。

このように減圧脱水装置Umieは、制御による細かい設定条件を加えることでお客様のニーズにお応えできる仕様となっております。また、装置納品時に搭載している運転状況の遠隔監視装置コンヒラリモートにより、弊社神戸支社とお客様を繋ぎ、状況変化やトラブル対応においても遠隔での操作を可能にしており、運用などのシーケンサ・ソフト変更も出張せずに遠隔対応させて頂いております。

今後新たに排水処理をご検討いただくお客様はもちろん、現存設備の更新やコスト削減などでお困りのお客様は、是非ともコンヒラにお声掛け頂ければと存じます。
ご連絡をお待ちしております。

以  上

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