【減圧脱水装置Umie及び中和装置】~製造工程廃液の減容化~
減圧脱水装置 Umie神戸陸上営業チームの阪口です。
今回は兵庫県某市内にありますN社様へ導入させていただいた減圧脱水装置CDD-S-50型及び中和処理装置の導入事例をご紹介させていただきます。
導入設備全体写真 |
目的:製造工程廃液を中和設備でpH調整を行い、減圧脱水装置にて減容化 型式:Umie CDD-S-50型、バッチ式中和装置 能力:50L/hr 効果:部品製造の各工程で酸性やアルカリ性廃液が発生するので中和処理を行い、調整液を減圧脱水装置Umieで減圧濃縮処理し、減容率90~95%にすることで大幅な減容効果を実現しました。 |
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減圧装置 Umie |
設備をご採用頂いたお客様はスマートフォンや自動車・コンピューターなど数多くの製品に使用されている半導体の品質に必要不可欠な集積回路接続治具を製造されています。
お客様が、この度新工場を建設され、生産工程で発生する酸性及びアルカリ性の廃液を減容化できる設備を探しておらました。
他工場で導入実績のある、減圧脱水による濃縮処理が、減容化には適していることは知見としてお持ちだったこともあり、スムーズに打合せが進みましたが、製造工程で発生する酸性・アルカリ性廃液の量やタイミングが異なるため、特に酸性廃液に対しては装置材質への耐食性を考慮する必要があったことから前段でpH調整する設備となりました。
pHの適正範囲や各工程廃液の処理条件もUmie制御盤で行えるよう対応し、納入・試運転においては泡立ちが治まらなかった為、消泡剤の再選定などを行い、無事完了しました。
その後、導入設備初期に起こりがちな操作ミスや制御に関するお客様の要望事項などの対応に遠隔制御システム「コンヒラリモート」が役立ち、感謝いただきました。
コンヒラでは、お客様の廃液に対する様々なご要望にお応えできるよう努めています。
お客様にお困りの懸案がございましたら、是非コンヒラまでお問合せください。
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