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【減圧脱水装置Umie】~バレル研磨廃水の処理について~

減圧脱水装置 Umie

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神戸陸上営業チーム阪口です。
今回はバレル研磨廃水についてお話させていただきます。

バレルとは胴がふくらんだ樽の由来らしく、バレル研磨はこのバレル容器に加工物と砥石や水を入れて振動させることで加工物と砥石が擦れて研磨され、表面が磨かれるという加工技術のひとつです。

バレル研磨機(アップ)
研磨中 バレル研磨機(本体)

バレル研磨は製品(ワーク)、コンパウンドという液体や粉体の潤滑剤や水とメディアと呼ばれる研磨石を一緒に容器に入れて回転させたり、振動を与えたりして数十分~数日間研磨作業を続けて製品の表面を仕上げます。
研磨処理すると、その研磨粉や家庭用洗剤のような潤滑剤成分が含有した廃水が発生します。
この成分が廃水処理上一番厄介で、排水基準項目となるBOD(生物化学的酸素要求量)、COD(化学的酸素要求量)やSS(浮遊物質)などの数値を押し上げることになります。

このような廃水の一般的処理法として以下のような処理設備が必要となります。

    ↱ 汚泥脱水機
 凝集沈殿処理 → 生物処理設備 → ろ過装置 → 活性炭吸着塔 → 中和処理装置

粒子の細かい研磨粉や重金属を凝集剤にてフロック化し、BOD成分を生物菌によるバイオ処理を行い、除去できないCOD成分は活性炭で吸着させるといった複数の処理工程が必要となり、薬剤等のコストや高額な設備費も掛かってきます。
減圧脱水装置Umieのような蒸留法を用いれば、凝集剤やpH調整薬剤等の余計な薬剤費の負担も軽減できます。

ここで減圧脱水装置によるバレル研磨廃液の処理テスト例をご紹介させていただきます。

ベレル研磨廃液1

バレル研磨廃液2

バレル研磨廃液3

バレル研磨廃液4

バレル研磨廃液5

バレル研磨廃液6

その他のデータもご紹介できますので、ご興味ある方は是非お声掛けくださいませ。
実例をもとにご説明させていただきます。

いかがでしょうか。
コンヒラの減圧脱水処理Umieで廃水を蒸発させて熱交換器で凝縮し、回収した水(回収水)は排水中に含まれる環境基準項目の成分を大きく低減できることがわかっていただけたかと思います。

減圧脱水装置フロー 減圧脱水装置Umie

バレル研磨廃液の処理やその他排水規制でお困りのお客様は是非コンヒラへお声掛けください。
ご連絡をお待ちしています。

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