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【減圧脱水装置Umie】~現像廃液処理のご紹介~

減圧脱水装置 Umie

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神戸陸上営業チームの阪口です。
今回は現像廃液のお話をさせていただきます。

昔は現像というと、フィルムカメラで撮影した感光材料を薬品(現像液)で処理して写し出すことでしたが、今では画像撮影手法が多岐に渡り、携帯電話で簡単に撮影できるうえ、保存方法もPCやSDカード、クラウドへの保存とわざわざ写真にする必要もなく、端末さえあれば見たい写真をいつでも見ることができる大変便利な時代になりました。
今なお現像を行っている分野として、身近なところではレントゲン撮影がありますが、産業的には印刷原板・半導体や電子回路にも応用されています。
使用された現像廃液は海洋汚染防止条約の制限を受け、海洋投棄処分ができなくなり、陸上処理に切り替えられたことで大きな課題となっています。

現像廃液は大きく分けて現像液(廃アルカリ)・停止液(廃酸)・定着液(廃酸)・水洗液(汚泥)があり、全て産業廃棄物です。
国内では年間約20万トン発生し、中間処理業者各社が処理に苦慮されております。1996年ロンドン条約にて海洋投棄が禁止となり、30~40円/ℓだった回収費は60~80円/ℓと高騰しているのが現状です。
廃液の処理としては最終的には焼却法となりますが、廃液運搬コストに大きく影響するので、コスト削減には濃縮法が有効です。濃縮法として膜処理が挙げられますが、その濃縮にも限界があります。
弊社ではこのような現像廃液のお問い合わせには減圧蒸留法を使った減圧脱水装置Umieをご提案させいただいております。

ここで、蒸留法による現像廃液関連の処理テスト事例をご紹介いたします。

濃縮現像廃液フィルム現像前処理廃水

フィルム現像廃液プリント基板現像廃水

フィルム現像剥離廃水フォトレジスト含有廃水

その他のデータもありますので、ご興味のある方は是非お声掛けください。
実例をもとにご説明させていただきます。

ご覧いただいたデータの通り、コンヒラの減圧脱水装置Umieで原水を蒸発させて熱交換器で凝縮し、回収した水(回収水)は廃液中に含まれるCOD(化学的酸素要求量)やBOD(生物化学的酸素要求量)の数値が大きく低減できることが分かっていただけたかと思います。

次に簡単にではございますが、減圧脱水の仕組みと実機テスト装置を紹介いたします。

【減圧脱水装置Umie】
Umie概略フローUmie概略フロー Umieテスト機Umieテスト機

廃液を濃縮することで産業廃棄物として排出される廃液量を削減することができるうえ、環境面・コスト面でも満足いただけるご提案ができると存じます。

現像廃液の減容化やその他排水処理をご検討されているお客様は是非コンヒラへお声掛けください。
ご連絡をお待ちしております。

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