【減圧脱水装置 Umie 】~ レアメタル含有廃水処理を考える ~
減圧脱水装置 Umie神戸陸上営業チーム阪口です。
今回は「レアメタル」含有の廃水処理についてお話させていただきます。
レアメタルという言葉を 聞いたことがある方も多いかと存じます。
一般的に貴金属と呼ばれる金・銀・プラチナなどとは別に、産業用に利用されるケースが多い稀少な非鉄金属を指します。レアメタルの世界産出国は中国が90%近くを占め、他は中央アジア・アフリカ・豪州などで、その対象は31種類にもおよびます。(鉱業審議会)レアメタルが含まれる鉱石の採掘の大半は労働コストが占めるため、産出量的に安価な労働力の国に偏る傾向にあります。
特に電気自動車(EV)の電池向けコバルトや特殊鋼ニッケル・マンガンなどは新製品・新開発には貴重な資源となっており、レアメタルの特性である発光・磁性・半導体などを活かした医療・電子機器・電池・触媒に用いられています。
生産工程で発生する廃水にも、このようなレアメタルが含有する業種はたくさんあります。排水処理基準を守ることは最優先ですが、少し視点を変えてレアメタルにも着目するのも重要ではないでしょうか。
排水処理の基本処理法である薬剤による凝集沈殿処理やpH処理ではない、蒸留法を用いた弊社の減圧脱水装置Umieであれば、薬剤の低減や設備スペースを削減でき、排出量の減容にもなります。
ここで、蒸留法によるレアメタルが含まれる廃水のコンヒラにおける処理テスト例をご紹介させていただきます。
その他のデータもありますので、ご興味のある方は是非お声掛けください。
実例をもとにご説明させていただきます。
いかがでしょうか。
コンヒラの減圧脱水処理Umieで原水を蒸発させて熱交換器で凝縮し、回収した水(回収水)はレアメタルの含有量が大きく低減できることがわかっていただけたかと思います。
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廃水を脱水するので蒸留槽内に稀少金属を濃縮することになり、濃度を高めることができます。
レアメタル廃液の濃縮処理やその他排水規制でお困りのお客様は是非コンヒラへお声掛けください。
ご連絡をお待ちしています。
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