排水減容・排水産廃費ダウン・排水脱水・工場用環境装置・船舶用機器・減圧脱水装置・蒸発濃縮装置

減圧脱水・排水装置、工場用環境装置、船舶用機器メーカーのコンヒラ

減圧脱水・排水装置、工場用環境装置、船舶用機器メーカーのコンヒラ

menu

ホーム > 導入事例(コンヒラニュース) > 【減圧脱水装置 Umie】~ めっき廃水処理のご紹介 ~

【減圧脱水装置 Umie】~ めっき廃水処理のご紹介 ~

減圧脱水装置 Umie

シェア

twitter

facebook

note

神戸陸上営業チームの阪口です。
今回はめっき処理についてお話させていただきます。

「めっき:鍍金」とは、金属やプラスチック(非鉄金属など)の表面処理技法で、金属の膜を塗る技術のことをいいます。歴史的には古く、紀元前にさかのぼりますが、日本では仏教とともに伝来したようです。

平成22年度の全鍍連データでは、電気めっき業の市場規模は4000億円で、用途別では自動車部品32%、電子/電気機器部品25%、一般/建設機械15%、家具/日用品雑貨16%、医療機器部品/その他11%の割合です。

めっきの目的は、錆や腐食を防ぐ防食めっき、見た目を美しく仕上げるための装飾めっき、機能を活かす機能めっきがあります。特に機能めっきは、電気的・機械的・光学的などの性質を利用して自動車産業やエレクトロニクス産業などに重要な役割を果たしており、今後も注目を集める技術です。

一方で、廃水処理は時代が公害対策から環境保護に移行し、3R(廃棄物発生抑制:Reduce、再利用:Reuse、再生利用:Recycle)の取り組みが課題となっています。

めっき技術は各種重金属や様々な添加剤を扱います。その処理について、重金属やめっき浴老化液処理のほか、大半を占める洗浄工程排水などは一般的にはpH調整 → 凝集沈殿処理 → スラッジ脱水ろ過の工程を経て、仕上げの処理水はイオン交換法や精密ろ過膜を使った処理が主流ですが、デメリットとして凝集剤やイオン交換樹脂再生薬剤の使用量やその洗浄水(要処理排水)が多く発生し、ろ過膜の消耗品費などの付帯設備や運転費用面で高いコストが掛かります。

弊社で製造販売している蒸留式減圧脱水装置Umieは、さまざまな排水処理工程を簡素化でき、蒸留法の特性である金属イオン除去ができるため、先に述べた従来法より適した処理法と考えます。

ここで、減圧脱水装置によるめっき廃水の処理事例をご紹介します。

無電解ニッケルめっき廃水ニッケル・リンめっき廃水錫めっき廃水

亜鉛めっき廃水無電解銅めっき廃水めっき洗浄廃水

めっき廃水めっき処理廃水1めっき処理廃水2

ご紹介した廃水処理事例のように重金属イオン及び化合物の処理水(回収水)数値が大幅に下回っていることがわかります。工程排水を分別することで、特定の重金属が回収でき、有価買収評価となる場合もあります。

弊社では、先ず廃液サンプルを「2L」お預かりし、無償でラボテストによる蒸発時の液性状変化を観察しながら、濃縮倍率の見極めなどを行い、テスト結果を報告書としてご提出いたします。
ご評価いただいたうえで、実機によるお立会テストもおこなっています。

フロー図Umie実機
Umie フロー図と実機

弊社ホームページでもご紹介しておりますが、装置のご説明やめっき廃水処理のご相談など、コンヒラへお気軽にお問合せください。ご連絡をお待ちしております。

関連製品情報

減圧脱水装置 Umie

本商品の詳しい仕様(外形図、容量など)についてのお問い合わせ