【減圧脱水装置Umie】~ 排水基準:化学的酸素要求量CODのマンガン法とクロム法 ~
減圧脱水装置 Umie神戸陸上営業チームの阪口です。
今回は排水基準の中でも水の汚れ指標となる化学的酸素要求量:
日本の排出水に対する規制は、大きく分けて一律排水基準、都道府県条例(上乗せ)基準、総量規制(東京湾・伊勢湾・瀬戸内海)基準があり、それらを守るため1970年に「水質汚濁防止法」が制定されました。
その定められた基準の中の化学的酸素要求量(COD:Chemical Oxygen Demand)は、実は3つの測定方法があり、過マンガン酸カリウムという薬品を使い、分析対象水を酸化させて、その添加量を消費酸素量に換算する方法(マンガン法)と重クロム酸カリウムを用いて同様に酸化させ、量換算する方法(クロム法)、海水のように塩分を多く含む水を測定するアルカリ法があります。
日本では、クロム法は分析試薬に六価クロムや水銀を使用するため、認めていません。
各国でCODの測定法は異なり、日本と韓国はマンガン法(CODMn)、欧米・中国はクロム法(CODCr)を用いています。測定数値はCODCrのほうが高い値を示し、約1.7倍といわれていますが、実際には他の介在成分により異なります。アルコールや有機酸があると数値に反映しにくいようです。
ここで廃水のCOD値比較事例をご紹介いたします。
このように、廃水中に混在する成分により、CODMnとCODCr数値の比率は一定ではないことがわかると思います。
Umie実機テストでは、お客様により場内廃水基準が異なりますので、予めご指示いただきましたら、有償対応ではございますが、分析方法はお客様に合わせた分析項目で実施させていただきます。
弊社の減圧脱水装置Umieは、廃液を減圧下で蒸留し、気化した蒸発物を熱交換器で凝縮し、回収水として排出します。脱水終了後、濃縮又は脱水固化した残渣物は排出口から自動で排出します。弊社ホームページの「減圧脱水装置Umie」の製品ページには装置の動画も掲載させていただいておりますので、是非ご覧ください。
【減圧脱水装置Umie】
廃水処理の減容などをご検討されているお客様は、是非コンヒラにお声掛けください。
ご連絡お待ちしております。
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