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【廃液処理装置をご検討中のお客様へ】~事前ラボテストのご案内~

減圧脱水装置 Umie蒸発濃縮装置 Sorae

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神戸陸上営業チームの佐藤です。
今回は弊社の廃液処理装置SoraeUmieをご検討いただいたお客様に対して、最初に実施させていただくラボテストについてご説明させていただきます。

まず初めにラボテストを実施する必要性ですが、これはお客様にご検討いただいております装置で実際に対象の廃液を減容処理した際に、装置や処理施設周辺に悪影響を及ぼす可能性があるかを事前に確認する為に実施させていただいております。

では具体的に悪影響を与えるものとは何があるのかですが、おおまかに説明すると下記内容を確認して判断しております。

① 粘度等の廃液性状、油含有量、スラッジ・コンタミの混入有無(ポンプ給液、排出が可能か?)
② pH値(強酸、強塩基によるSUSへの腐食性はあるか?)
③ 臭気(近隣住居や周辺作業者の迷惑となる可能性は?)
④ 泡立ち(消泡剤は必要か?)
⑤ 引火性の有無(火災の危険性はあるか?)
⑥ 沸騰開始温度(水より低沸点の溶剤等の含有はあるか?)
⑦ 残渣物の伝熱面への付着性(壁面固着等 装置洗浄メンテナンス頻度の確認)

以上の項目をラボテストにて事前確認する事により、ご相談いただいた廃液処理に最も適した装置をご提案できると共に、処理に関する懸案事項の対応策を装置仕様に組み込むことが可能となっております。(ポンプ選定、耐腐食性材質、防爆仕様 等)
また、廃液の減容可能な濃縮率もラボテストで確認している為、どの程度廃液の減容が可能かをテスト報告時にご案内する事も可能です。

最後にラボテストの方法についてご説明させていただきます。
これは…単純にフライパンで廃液を沸騰させ濃縮する!
たったこれだけです。とてもシンプルな方法ですが、どんどん廃液が沸騰気化して減っていく中で廃液の性状変化や臭気変化、粘度上昇、泡立ち発生、伝熱面(フライパン壁面)への固着、膜の発生 等がリアルタイムで確認できる最適なテスト方法だと考えております。

donyu_200703a

donyu_200703b donyu_200703c
強酸性廃液pH測定 アルカリ性廃液pH測定

donyu_200703d donyu_200703e
臭気測定
(比較的臭気の少ない廃液)
臭気測定
(臭気の強い廃液)

donyu_200703g donyu_200703h(改)
濃縮後フライパン残渣 強酸性廃液の濃縮で
腐食したフライパン

産業廃棄物として処理される廃液には、さまざまな種類の廃液が存在します。ごく微量の規制物質が入った廃液、大型排水処理設備でも処理不可能な高濃度廃液、油や溶剤の混じった廃液。ただ、どのような種類の廃液もはっきりと言えることは、下水や河川にはそのまま流せない事と、処理を依頼すると高額の産廃費用が掛かることです。日々、様々な企業の皆様がいかにコストを削減できるかに頭を抱えておられるのは、我々に寄せられる相談件数で理解しております。年間数百万単位でコストを削減する事は、本当に難しい挑戦となりますがコンヒラの廃液処理装置であれば可能性はあります。
基本的にラボテストは無料で実施しておりますので、是非ご検討いただきたく存じます。(検体数が多い場合は要相談)

コンヒラでは廃液減容処理以外にも、油の濾過や再利用、廉価版フィルター(他メーカー相当品)の販売、各部品や治具の海外製造委託等、各企業様のコストダウンに関するあらゆる相談に対応しております。
「無理かもしれないができる可能性もある」程度の感覚でご依頼、ご相談いただければ幸いに存じます。

以 上

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