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【減圧脱水装置 Umieのご紹介】

減圧脱水装置 Umie

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 神戸製造チームの渡辺です。

 今回は「減圧脱水装置Umie」の概要、導入事例についてご紹介させて頂きます。

 本装置は非常にシンプルな構造、機器構成となっております。蒸留槽下部は蒸気ジャケットで覆われた二重釜構造となります。蒸留槽内部にはリボン式撹拌機が設置されており、撹拌、排出はもとよりスケーリング防止機構を兼ね備えた構造となっております。
 フローとしては、真空ポンプで減圧した蒸留槽に廃液を投入し、減圧化で蒸気ジャケットを介して間接加熱を行います。減圧化となりますので、水は50℃前後で蒸発します。蒸発した水蒸気は、デミスターに充填されたフィルターにより飛沫同伴する不純物は低減され、コンデンサに流入します。
 コンデンサは、シェルアンドチューブ式の熱交換器となります。こちらで水蒸気が冷却され、凝縮し再び水に戻ります。この水を回収水計量タンクにて計量し、設定した減容率まで濃縮(乾燥)行い、自動で排出するシステムとなります。(HPの動画も是非ご覧ください。)

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 本装置の使用用途としまして、一般的には工場等から発生する廃液の減容化による産廃費用の削減目的が多くを占めます。自動車関連の工場等から排出される油まじりの排水、メッキ工場より発生する工程排水、また食品関連の洗浄排水等、様々な分野で採用されております。特殊な用途としましては、減圧蒸留を採用しており、沸点を下げることで高沸点の溶剤回収に使用することも可能です。
 回収した水は蒸留水となりますので、廃液原水の成分にもよりますが下水放流も可能となり、低沸点の不純物、共沸物があった場合でも、既設の総合排水処理設備に対して負荷なく処理が可能となります。また後段にイオン交換樹脂、活性炭処理等の二次処理を加え、純水レベルでの水の再利用を実施されている一例もございます。

 弊社には、排水処理に関して経験・知見豊富な営業担当が在籍しておりますので、お困り事が御座いましたら、何なりとご相談・ご連絡賜りますようお願い申し上げます。

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減圧脱水装置 Umie

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