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【油水分離水切り装置】~社内テスト~

水切り装置

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神戸陸上営業チームの井上です。
今回は私の部署で取り扱っている『油水分離水切り装置』の社内テストについてご紹介させていただきます。

そもそも、油水分離水切り装置とは・・・
製品の名前の通り、油と水を分離させる装置です。

ホームページの製品一覧【分ける】の中にある製品ラインナップの中でも廃液を減容化させる『Umie』『Sorae』『SUハイブリッド』などの装置とは違い、製品の特長をダイレクトに製品名にしているので分かりやすいですね。

ただ、油と水を分けると言っても幾つかの方法があります。
① 分離槽式
  時間が経つと自然に油層と水層とに分離して、比重の軽い油層が上部に浮くことでタンクの下部から
  水を排出する方法
② 遠心分離式
  回転による遠心力を用いて比重の異なる油と水を強制的に分離させる方法
③ 吸着式
  水を吸着するフィルターを通すことで、油だけを通過させて水を取り除く方法
④ コアレッサ式
  超極細繊維フィルターにより微分散した水を捕捉して凝集することで粗大化して比重分離させる方法

コンヒラの油水分離水切り装置では④コアレッサ式を採用して油と水を分離させています。

コアレッサ構造イラスト①
コアレッサ構造イラスト②

装置についての説明はこのあたりにして、社内テストでは実際にお客様から対象の実液を頂いて分離テストを実施することもあれば、バージンオイルに水を添加して疑似的にテスト液を準備して行うこともあります。

テストの手順は以下です。

~ステップ1~
テスト液の準備ができたら、ハンドミキサーにて約10分程度撹拌を実施します。

~ステップ2~
通油を開始するが、いきなりコアレッサ式での分離をするのではなく、分離能力を上げるべく油の粘度に合わせて適温までヒーターで加温します。(40~60℃)

~ステップ3~
まだコアレッサ式での分離は行わず、一次処理として糸巻きフィルター(10μ)にて対象液に含まれる微粒子を取り除きます。

~ステップ4~
いよいよ、お待ちかねのコアレッサ式にて油と水を分離させます。
分離した油を元のタンクへ戻してステップ1~4を循環させることで、限りなく水を取り除きます。(3循環を推奨)

~ステップ5~
テスト報告書を作成して分離結果をご報告致します。
コアレッサ通過後の油をサンプリングし、分析機関にて水含有率を調べて頂くことで、数値データとしてどの程度水を取り除くことができたかのご報告を致します。

油水分離水切り装置フロー図イラスト

今回は油水分離水切り装置についてご説明致しましたが、その他にも廃液を減容化させる装置『Umie』『Sorae』『SUハイブリッド』や再生油に含まれる軟性スラッジを粉砕させる装置『オメガファイヤー』など数多くの製品を取り揃えております。
何かお困りごとがございましたら、是非一度コンヒラまでご相談ください!
課題解決のお手伝いを全力でサポート致します!!

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