【Sorae装置出荷】~納品への旅立ち~
コンヒラリモート蒸発濃縮装置 Sorae神戸陸上営業チームの佐藤です。
今回は、蒸発濃縮装置Soraeの製造から納品までの流れについてお話しさせていただきます。
弊社が製造、販売する製品の多くは、お客様からお困りごとの相談を受け、それを解決するために設計したものがほとんどです。
蒸発濃縮装置Soraeも産業廃棄物として処理が必要な大量の工業排水を少しでも減容して、産廃費用を減らしたいというお客様の声から生まれた製品で、お陰様で年々その注文数は増加しており、北は北海道から南は九州まで全国のお客様に納品させていただいております。
最初のご相談からご注文までの流れですが、まずは廃液の発生量やどういった工程から発生する廃液なのかを確認して、減容処理可能かどうかを判断します。
そこから廃液減容化によって得られるコストメリットを試算し、装置導入に対する原価償却等を含めたお客様の導入メリットをご説明したうえで最終的な導入検討をしていただいております。
※処理可否判断の確認方法は「Sorae紹介事例、ラボテスト事例、実機テスト事例」をご参照ください。
導入を前提に装置仕様等の打合せを進めて行く中で、当然ですがお客様すべての廃液が同様の性状ではなく、設置場所や設置スペースも各工場によって違いがありますので、それに合わせて装置仕様を色々と変更することもございます。
その変更内容は様々で、お客様からご指示いただく要求仕様をはじめ、油分含有廃液の処理のため油水分離機能を装置本体や前段処理に設けたり、屋外設置用に改造したりと多岐にわたります。
それらの仕様変更を含め、装置製作納期としておおよそ4ヶ月~6カ月程度いただいているのですが、それまでの仕様決定や細かい打合せ期間を合わせると、ほとんどの案件が1年を優に超える案件となりますので、打合せ~ご注文~ご納品まで進む頃には、無機質な装置に対しても愛着が湧いており、中でも特に製作や設計に苦労した装置を納品する際は感慨深いものがあり、装置出荷前日には「頑張ってお客様の役に立つんだぞ。」と、製造担当者がまるでTVCMのように声を掛けることもあります。
コンヒラでは、愛着のある装置がご使用いただくすべてのお客様にとって使いやすく、便利な装置となるよう、製作にかかわる担当者全員が全力でサポートさせていただいており、納品後のコンヒラリモートによる装置稼働状況監視、緊急トラブル時の最短訪問対応については、既設ユーザー様からも大変ご好評いただいております。
ご注文いただいた製品に関しては、熱意と責任を持って製作致しますので、日々の業務で何かお困りごとがございましたら、是非一度コンヒラまでご相談ください。
以 上
関連製品情報
コンヒラリモート蒸発濃縮装置 Sorae