【男性社員初 約3カ月間の育休取得】
2025/05/20|社員ブログ
開発設計チームのOです。電気計装設計を担当しています。
昨年10月、妻が第一子を出産し、今年1月末までの約3ヶ月間、育児休業(以下、育休)を取得しました。人生でかけがえのない時間を家族と過ごすことができました。
当社ではこれまで、男性社員が1カ月を超える育休を取得した前例がありませんでした。そのため、人事担当者には社労士との打ち合わせや書類準備など、多くのご対応をいただきました。また、私の不在中に業務を支えてくださったチームの皆さんにも、この場を借りて感謝申し上げます。
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私は以前より「子どもが生まれたら必ず2カ月以上の育休を取得する」と決めていました。しかし、当時チーム内で電気計装設計を担当していたのは私と上長の2名のみだったため、業務への影響も考え、取得を迷った時期もありました。それでも約3ヶ月間の育休取得が実現できたのは、以下のような社内環境や制度があったからだと感じています。
①リモート監視装置による自社製品の遠隔監視
陸上向け自社製品の新規案件では、必要に応じてリモート監視装置(コンヒラリモート)を試運転完了後3ヶ月間無料で設置し、装置の遠隔監視を行っています。3ヶ月経過後も多くのお客様が継続利用されており、出張が必要な場面でもリモート対応が可能となり、人的リソースの確保に大きく貢献しています。
②装置の標準化による業務効率化
私が主に設計を担当している2機種について、上長とともに図面やソフトの標準化を行いました。まだまだ道半ばですが、この取り組みにより、お客様からの引き合いや受注が重なった場合でも、迅速な対応が可能となりました。
③リモート勤務制度・育児休業中の就労制度の活用
電気計装設計の担当者が限られているため、出張などで他の業務対応ができないタイミングもあります。育休を取得するにあたり、設計所掌の業務が停滞してしまうことを懸念していましたが、既存のリモート勤務制度に加えて、育児休業中の就労制度※も活用できるよう社内環境を整えていただきました。
※育児休業中の就労について(厚生労働省HP)
実際に育休中も、問い合わせ対応や仕様打合せなど、柔軟に業務を行うことができ、設計所掌業務の停滞を最小限に抑えることができました。
ご参考として、下記に、育休中の就労実績(勤務日数・時間の合計)をまとめています。
育休中の就労実績 | ||||
2024年 | 2025年 | |||
10月 | 11月 | 12月 | 1月 | |
勤務日数[日] | 0 | 0 | 1 | 7 |
勤務時間[時間] | 0 | 0 | 3 | 16 |
振り返ると、育休中に業務を行ったことが育休明けのスムーズな復帰に繋がっていたと感じます。
今後も私自身や他のチームメンバーが育休を取得する機会があると思います。より取得しやすい環境を目指し、チームメンバー同士で支え合いながら業務に取り組みます。