【紙一重】
2016/09/15|社員ブログ
本社製造チームの丹下です。
私事ですが、母親と一緒に四国八十八箇所巡りをしてきました。いわゆる「お遍路」です。
母親の体調のこともあり、車での巡礼となりましたが無事四国一周やり遂げることができました。
お寺巡りをしていると、巡礼しているお遍路さんにもいろんな人がいます。お寺1箇所ずつ丁寧に巡る人、納経帳に朱印だけ押してもらう人・・・様々です。
また、お寺を巡っていると、所々でお接待というものがあります。お接待とは、巡礼者(お遍路さん)に施しをくださる慣習の1つであり、わかりやすく言うと、「まぁお茶でもどうぞ」というお招きのことです。私が気になったのは、まさしく、「お接待」についてです。
時間がなく先を急ぐ人を無理矢理にでも足を止めさせる、また、思慮深く断っているにも関わらず強引にする、そういうお接待はいかがなものか、と思いました。
これは日常生活でも一緒です。さりげなくするのが気遣いであり、わざわざ声を上げてするのは気遣いではないと思います。さらに、必要以上にするのはただのおせっかいに過ぎません。本人は「気遣い」のつもりでも相手にとってはただの迷惑になることもあります。
「気遣い」になるか、「迷惑」になるか、これは紙一重です。
相手の立場に立ち、また、相手の考えを汲み取るようにし、どういった状況であるかを理解する。私もこういう「気遣い」ができるよう、心がけていきたいと思います。
以上