【陸上から舶用へ】
2021/01/20|社員ブログ
本社営業第二チームの永井です。
私は、半年前にコンヒラに入社し、舶用の営業業務及びメンテナンス業務といった仕事を行っています。営業業務では、お客様へ自社製品・舶用ポンプ・関連機器・部品の販売及びメンテナンスの営業を行い、メンテナンス業務では、自社製品・舶用ポンプ・関連機器のメンテナンス等、多用にわたってさまざまな作業を行っています。
舶用業界未経験の私が入社したきっかけは、一番に機械のメンテナンス業務ができるといった点です。前職で陸上機械のメンテナンス業務に従事していたということもありその経験を活かせればとの思いで舶用業界に飛び込んだ次第です。今回はそんな私が半年前に始めて現場に行った時のことをお話しさせて頂きます。
昨年7月末の入社した初日のこと、先輩に同行し油水分離器(油と水を分離する機械)の試運転のため、とある造船所に向かいました。当時の私は、油水分離器といった機器を取り扱ったことがなく、油水分離器??? 字を見て用途ぐらいは? 実際機械を見たら何とかなるだろう。といった感じでいざ現場へ、初めて出来たてほやほやの船、ほやほやといっても鉄の塊なのでカチカチですが(笑)その船に訪船し機関室という所に入りました。そこにはさまざまな機器が設置されています。主機のエンジン “でかい”(驚)・コンプレッサー・様々なポンプ等々そしてお目当ての油水分離器を発見、「お初にお目にかかります」と挨拶も早々に、早速油水分離器の原理・構造等について研修を受けることで機械に慣れていたこともあり理解することができました。理解したところで試運転の準備作業を補助、関連機器の操作を行いさあ運転、「なるほどなるほど」と納得しながらトラブルもなく無事試運転作業が終了!後片付けを済ませて意気揚々と下船しました。
気分を良くしていたその後のこと、先輩と造船所担当さんとで面談した時です。会話しているその内容がまったく理解できない(汗) 舶用業界の会話内容??? 業界の専門用語も多々出てきています。まったくもってチンプンカンプン「ちょっと何言ってるのかわからない」まさにサンドウィッチマンの富澤状態です(涙)。帰社中の車内で会話内容の詳細を説明して頂いてなんとなく理解し、私が経験してきた陸上とのギャップに驚きました。今から思えば当たりまえなのですが、舶用と私が経験してきた陸上の仕事では遠からず近からずのような感じでやっぱり違いますよね(笑)。その時初めて自分が本当に陸上業界から舶用業界に飛び込んだなと実感した瞬間でもありました。
あれから半年、油水分離器の試運転は一人で対応することができるようになり、お客様、船員様、メーカーの方々との会話にも少しずつですが専門用語を交え会話もできるようになりました。他にポンプの整備・自社製品(海洋生物付着防止装置)等々のメンテナンスなど経験を活かしながらもわからないところは、先輩方の手厚いサポートを受けながら日々勉強という思いで仕事に励んでいます。まだまだこれからではありますが、コンヒラで覚えることの楽しさを感じながら、やりがいのある充実した日々を過ごしています。