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【事前確認で問題を防ぐ】

2013/05/01|社員ブログ

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   神戸貿易チーム 営業の福地です。
私は海外製品の輸入販売および海外工場での加工請負業務を担当しています。

   加工請負ではお客様から頂いた図面をもとに海外工場で製作し、輸入して日本国内のお客様に提供していますので、新規でご注文を頂く製品の場合は事前確認をしっかりおこない、お客様にご迷惑をお掛けすることのないように注意しています。
今回のブログでは加工請負業務の営業で感じた事前確認の重要性を紹介させて頂きます。
             
1. サンプルによる品質確認で不良品を防止
   特別な要求も無く、公差の緩い簡単な加工品を新規で注文を頂いた時の話です。
お客様からはサンプル製作の希望はありませんでしたが、納期に余裕があったのでサンプルを製作し、お客様に確認して頂いたところ、現場から「今までの製品と寸法が違う」と指摘がありました。
実はその加工品は以前に作業性の向上のために寸法修正をされていたのですが、加工業者が保管している図面だけ修正され、お客様が管理している図面まで反映されていなかったのです。サンプルによる品質確認が無ければ大量に不良品を出してしまうところでした。

   この経験を踏まえ、どのような製品でもサンプルによる事前の品質確認と、現場の方からのヒアリングもさせて頂くようにお願いしています。
福地画像1
2. 梱包まで商品と考える
   鋳物の加工製品を新規で注文を頂いた時の話です。
二度のサンプル製作による品質確認と打ち合わせを経て、お客様の希望通りの完璧な製品に仕上げることができました。従来製品より安く、品質も良くなったとご満足頂きましたが、初回のロット納品時に梱包方法に問題あることが発覚しました。この製品は倉庫で管理しやすいように木箱から取り出し、パレットに並べ替える必要があったのです。
   納品に立ち会いましたので私も作業を手伝いましたが、この製品は1個あたりの重量が約15kgあり、納品数量は250個です。さらに表面には防錆用の油が塗ってあるため、滑って落とさないよう一つ一つ木箱から取り出しパレットに並べるのは想像以上に大変な作業でした。
   並べ替えた後の様子が、下記の写真です。

福地画像2

   すぐに改善の必要があると判断し、二回目の納入分より下記の写真のように木箱をパレットと同寸法に変更し、製品は二段積みにしました。

福地画像3
   この梱包方法なら入荷後に木箱のままフォークリフトで倉庫に入れるだけで保管でき、製品を取り出す時にも木箱も浅いので容易に作業ができます。製品の仕様や品質確認には十分に注意していましたが、梱包方法まで注意していませんでした。このような事態を繰り返さないよう、以後は梱包まで商品であると考え、梱包要求まで事前に確認するようにしています。          
   
福地画像4
   お客様の立場で考えてみれば、発注先の変更はリスクがあり勇気のいることだと思います。その為、図面には書かれていないお客様の要求や希望を汲み取って製品に反映させ、問題を未然に防ぐところまで私の業務であると考えています。
   日本と海外では考え方の違いが少なからずありますので、海外とのやり取りでは気を使う部分が多くありますが、今後も確実な製品を提供できるようお客様と海外の仕入先の間に立ってコストダウンのご協力をさせて頂きたいです。

福地画像5

最後になりましたが、当社の海外調達事業について簡単にご案内させて頂きます。
コストダウンをお考えでしたら、是非一度お声掛け下さい。

当社では海外から船体防蝕用のアルミ板・亜鉛板、フランジや自社製品に使用する機械加工品などを輸入しており、その輸入便を利用して陸用・舶用問わずメーカー様から加工請負の仕事を頂いています。

自社製品と一緒に輸入するので、海上輸送や通関にかかるコストを抑えることができ、小ロット生産にも対応できる事が当社の海外調達事業の強みです。

価格が安いのはもちろん、日本レベルの品質・サービスを目指して頑張ります。

以上

株式会社コンヒラ 採用情報