【成長する人は、期待に応えたうえで、更に期待を超えるタイプ】~コンヒラの行動規範 その5~
2024/11/01|社長ブログ
社長の山本太郎です。
前回は当社コンピテンシーの4つ目「改善企画力」について紹介しました。今回は当社コンピテンシーの5つ目「成長育成力」を紹介させていただきます。
コンピテンシーの5番目は「成長育成力」
「自分の将来像と期待を把握し、必要な知識・技能・コンピを学び続けることで人間的にも成長しながら、仕事の付加価値や生産性も成長している。または成長させている。」という行動習慣を指します。
まず、入社間もないころは「自分のあるべき将来像を、お取引先様、会社、上司からの自分に対する期待」を把握することが第一歩です。おそらく入社したての場合、説明された期待をうまく理解、納得するまでに至らないため、多くの場合「言われたからやる」状態から仕事がスタートすると思います。
そして3か月~6か月を過ぎたころから、「成長スピード」に差がつき始めます。それは仕事に慣れてきて自分で考える余裕が少し生まれ始めたタイミングで判断が分かれるからです。「これぐらいでよいだろう」と現状に満足してしまう人と、「これをやりたい」と自分で考え仕事を創り出す人に分かれはじめます。
「これぐらいでよいだろう」と自分で納得するタイプは、成長がスローダウンしますし、新しいことに挑戦しようとしなくなるため、成長に急ブレーキがかかり、業務範囲にもふくらみがなくなってきます。このタイミングで上司・先輩から成長が停滞せず更に成長する程度の適度な新しい仕事を振る必要があります。
では「これをやりたい」と自分で仕事を考え出す人も全員成長するかというと、ここでも二つに分かれます。それは「自分に期待された仕事、役割を発揮した」そのうえで「自分で考えたやりたい仕事」に挑戦するタイプは成長スピードが更に上がっていきます。ところが「自分でやりたい仕事はするが、期待された仕事はやりたくない場合避けるタイプ」は、確かに自分がやりたい仕事は成長するのですが、本来期待されている仕事を避けてしまうので、「狭い範囲しかできない」状態になります。つまり、仕事を選り好みし始めるので、周囲も本来の仕事を依頼しづらくなってきます。結果として「得意なことしかできない」ため、結果として仕事の幅が広がらず、いわゆる「専門職人」になります。「専門職人」は基礎研究など地道で答えがなかなか出ない分野や、学術の世界では活躍できるのですが、次々と市場ニーズに合わせて価値提供をする会社の中では、市場ニーズに合わせて仕事内容を変えなければいけないのですが、極端に言うとニーズにマッチした仕事がいつも自分に来るわけではないので、自分の専門を生かす仕事が減ると、急激に暇になり結果として成長が止まってしまいます。
では、話を「期待された仕事をこなしながら、自分でも仕事を考え創り出すタイプ」に移しましょう。このタイプは期待された仕事をこなすために、その時不足した能力を自分で周りから吸収したり、とにかくトライアンドエラーを繰り返しながら身に着けて成長します。それだけでなく、自分でもやりたいことが次々と出てくるので、期待された仕事をさばきながら、新しい仕事を通して能力を更に向上させていくのです。
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そして、ここまで成長すると、更に周囲の噂になり始め、頼りにされて社内外から次々に仕事の依頼や相談が急激に増えてきます。と同時に、自分の成長で間に合わないスキルや知識を持っている人脈を、社内外に次々と構築し始めるのもこのころです。ここでまた二つの道が待ち受けています。部下を持つ管理職になるか、そのままの職位にとどまり、多忙な仕事をよりスピーディーにさばけるようにスキルを上げていくかです。多忙な仕事をスピーディーにさばける道を選ぶと、すでにお話した「専門職人」になっていき、この時点で成長スピードが緩やかになります。
しかし管理職を選んだタイプは、自分の仕事のノウハウを部下に教えて仕事を分散することで、更に自分にしかできない、よりレベルの高い仕事のスキルを身に着けるようになります。またここまでくると、会社の経営層への発言力がつくため会社方針に対する意思決定に大きな影響を与えるようになってきます。また付き合う人脈の範囲も社外の経営層、上位層に広がってくるため会話の幅が仕事以外の政治、経済の話にまで広がってくるため更に成長していきます。
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最後に部下・後輩の「育成力」に話を移したいと思います。実は当社、創業者の時代からOJTという名の元、やりたい人にやりたいことを自由にさせる、よく言えば、自主性に任せる会社。悪く言えばほったらかす会社でした。そのため、当社では「自分で考えて仕事を創り出す」タイプはドンドン挑戦と失敗を繰り返しながら成長をしていきますが、自分で仕事を作らないタイプの人には成長しにくい会社です。そのDNAは今でも色濃く残っているため、やはり当社に合うタイプは「自分で考えて挑戦したいタイプ」です。そしてそれを実現するためには、「自分で考えて挑戦したいタイプ」が大きな失敗をしたときに会社や上司が矢面に立って解決に向けて現場で動けることが大前提となります。
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