【「意思決定」しきれば、生産性は劇的にあがる。】~コンヒラの行動規範 その6~
2024/12/01|社長ブログ
社長の山本太郎です。
前回は当社コンピテンシーの5つ目「成長育成力」について紹介しました。今回は当社コンピテンシーの6つ目「意思決定力」を紹介させていただきます。
コンピテンシーの6番目は「意思決定力」
「検討事項(特にネガティブな検討)を停滞させず、すみやかに意思決定している。」という行動習慣を指します。
仕事を前に進めるには、まず「意思決定」が必要です。何を意思決定するのかというと、行動です。具体的には「何をするか?」「何をやめるか?」を決めることです。
逆に、ダメなのは「検討する」「保留にする」ことです。
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意思決定をすれば、行動を起こせるので、すぐに「成功、失敗」という結果が出ます。なので、その結果を踏まえて、次々と修正しながら「次の意思決定」につなげていき最終ゴールまでたどり着くことができます。たとえ「失敗」したとしても、別の意思決定をすればよいだけです。それに、次々と意思決定していけば、仕事も次々と片付いていき生産性も上がります。それに「意思決定する」と決めてしまえば、審議も気合が入った真剣な議論の場になるものです。
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この意思決定力に一番差が出るのは、「ネガティブな検討内容」の時で、例えばクレームや社内のトラブルなどです。世の中でよく製品不良やクレームが起きると、社内で検討といいながら意思決定が遅れ、結局後になってどんどん悪化して取り返しのつかない状態になった話は経験した方も多いことと思います。
逆に、これはもうダメだろうというレベルのトラブルでも、意思決定を次々行い、実行していけば、意外にちゃんと収まるものです。また意思決定をしたことで、周囲も「キチンと決定して行動している」と評価していただけるものです。
仕事では、時には正しいことをするためには、厳しい意思決定になることもあります。そういう時に躊躇せず、ごまかさず、直視直面して「意思決定」しなければ、本質的に解決されず、必ず将来同じ問題が再発しますし、周囲の方も「この程度でいいんだ」とモラルが崩れてしまいます。
もっと分かりやすい例でいえば、会議です。次々と「意思決定」をする会議の議事録は、議題が次々と終了し、次の会議では議題が減るか、新しい議題に変わっています。しかし「意思決定」をせず「検討」ばかりする会議では、議題が全く減らず、どんどん増えていくものです。つまり、何も問題、課題に手を打ててないため、何も改善されないまま会社が動いてしまっている状態になりますから、これは生産性を落としてしまいます。
是非、皆さんも、社内の課題、問題、そして打合せ項目について、都度「意思決定」をしきって、すみやかに行動に移しているかを確認してみてください。これができるだけで、本当に会社のPDCAの回転率は上がり、以前に比較してかなり速い速度で改善が進むはずです。