【朝の気は鋭く、昼の気は惰(だ)、暮の気は帰(き)なり】
2015/02/01|社員ブログ
神戸営業 藤原です。
孫子の兵法にはさまざまな言葉たくさんありますが、その中で気になったものがあったので紹介したいと思います
『朝の気は鋭く、昼の気は惰(だ)、暮の気は帰(き)なり』という言葉があります。
これは、朝方は気力がみなぎり、昼間になればその気力は萎え初め、さらに日が暮れる頃になると、気力は尽きてしまう。という考えで、戦では敵兵の気力を奪い、敵将の精神をかき乱すことが重要だということを言われています。
これを我々の仕事にあてはめると人や組織の気力や士気が高まる時間帯に合わせて効率よく業務や交渉を行っていくことになります。
例えば重要な打合などを行ったり、説明事項など相手にしっかり理解してもらうには、午後の眠くなるような時間では聞き流されてしまうかもしれませんが、気が鋭い時すなわち集中している午前中に行う方が適しています。お客様が集中している時に商品説明などの話をすれば、興味を持って頂ける可能性が高くなるかもしれません。
自分の経験でも、午前中に営業訪問をした新規のお客様は、質問を多く頂いたり内容の濃い面談ができ、注文を頂くなど結果に繋がったことが多くありました。
逆に、交渉事などは昼食後のおなかが満たされて気分が良くなった午後に合わせれば、相手の気が弱まる中でこちらの要求も聞き入れてもらえやすくなるかもしれません。
最近、大手商事会社が深夜残業などを禁止して朝方に仕事をシフトして行う取組みが、新聞で掲載されていましたが、朝の時間が仕事をする上で効率が良いという考えはこれも孫子の兵法から来ているそうです。
現代でも通用する孫子の兵法から、自分の業務が効率に戦略的に行えているのか?を改めて考えることが出来ました。