【梅仕事と異常気象】
2019/08/20|社員ブログ
本社製造管理チーム・Sです。
梅干しや梅シロップなどを作ることを「梅仕事」といいます。
ある時、お弁当用の梅干しをせっせとお店で買うより、作ったほうが安上がりなのでは…と思い立ち、梅仕事を始めて十数年。真夏のこの時期、梅干しを作る工程で最後の仕上げとなる「土用干し」をするのですが、梅を天日で三日三晩干すので、実際はまるまる四日間晴天が続く日を狙って作業をしなくてはなりません。土用干しをすることで種離れがよくまろやかな梅干しに仕上がると言いますし、太陽の熱で殺菌され、また干すことで水分が減って保存性も増すため欠かせない大切な作業です。
ところが、異常気象が原因なのかここ数年はなかなか安定した晴れの日が続かず、ゲリラ豪雨や突然の台風が来ませんように!と祈りつつ空模様とにらめっこしながらの作業が増えています。炎天下の作業で疲れても、うっかり昼寝、もできません。
また、梅仕事にはこれがないと始まらない!のが梅の実。
愛媛県・砥部町特産の「七折小梅」を愛用していますが、こちらも近年不作傾向にあり、一昨年はまれにみる凶作でキロ当たりの価格がなんと約三倍(通常は1キロ当たり1,000~1,400円くらいです)になりました。梅の木の老齢化もありますが、冷夏、長雨、猛暑などの異常気象が原因のひとつではないかと言われています。
コンヒラで取り扱っている製品には水や大気への汚染物質を減容できるものがいくつかあります。(Umie、Soraeなど、詳細は製品ページをご覧ください。)それらがお客様のところで活躍することで少しでも異常気象の原因を減らす手助けになり、その先で梅の不作解消へも繋がってくれればいいなぁと思います。