【時間がなくてできない人は、時間があっても案外できない(目標達成に向けて)】
2020/07/01|社長ブログ
社長の山本太郎です。
前回はG-PDCAスパイラルの「C(計実確認と評価)」について紹介しました。
今回は「A(調整・リカバリー)」について書かせていただきます。
第一に「手法は変えても、目標をあきらめない」ことです。目標を達成する過程で、思いもよらない障害や失敗が発生します。しかし知恵を出し続けることで手段は無尽蔵に出てくるものです。できないからと言って、目標を放棄してしまってはいけません。目標は諦めないために、手法、計画は変えてもよいのです。場合によっては泥縄式になっても良いのです。一番重要なことは目標を達成するために絶えず取り組むということです。
第二に「追い込まれて知恵が出る。困った時が仕事の始まり」と考えることです。計画(行動計画、数字計画、期日)を追いかけると、追い込まれる人が必ず出てきます。しかし人は困らなければ知恵が出ないのです。知恵を出して行動に移すことこそ価値を生み出す「仕事」なのです。困ったら喜ぶべきです。知恵を出し成長するチャンスが目の前に到来したのです。一度乗り越えた困難は、次に起きても楽々と対処できるようになります。これこそ成長なのです。
第三に「期日が人を成長させる」ことです。私も最近はテレビよりYouTubeで情報を集めることが多くなってきました。その時、特に内容が素晴らしく登録者数が多いYouTuberに共通していることは「期日を決めて、その期日を守っている」ことです。特に毎日動画をアップしている人に共通しているのは、たった一つのことを死守していることです。それは「毎日アップする」と決めて、どんなに疲れていてもアップするそうです。その期日を守るために、日々の隙間時間を利用し、無駄な時間を遠慮なく削ってでも期日にこだわってやり遂げているそうです。この方たちが口を揃えて言っていることがあります。「時間がないからできないという人は、時間があっても案外できない」
第四に「衆知を集めて取り返せ」です。計画を守ったり、目標へ近づくためには自分だけの力では無理、または今のチームメンバーだけでは無理という状態は起こりえます。このときにリーダーは一人で悩まず、メンバーや自分の信頼している相手に相談してみることです。そうすることで高い確率で新しい代替案が出てきます。ただし、相談相手が批判家だと「**だから無理」と言われるだけなので、この時の相談相手は「過去に幾多の困難、修羅場を乗り越えてきた人」が良いです。なぜなら、その人は「乗り越えるために、何をすべきか前向きに考え、行動する習慣」を持っているため、相談した自分も良い刺激を受け、できそうな気持ちになり、行動に移せるからです。
本日お伝えしたかった「G-PDCAスパイラル」の A(調整・リカバリー)のポイントは以下の3点です。
1.手法は変えても、目標をあきらめない
2.追い込まれて知恵が出る。困った時が仕事の始まり
3.期日が人を成長させる
4.衆知を集めて取り返せ
次回は「G-PDCAスパイラルの中心にいる”リーダー”」について書かせていただきます。