【ベトナムでのコロナ感染対策】
2021/03/15|社員ブログ
貿易チームのグエンバンドンです。
私の業務はベトナム調達を拡大することです。当社はZoomやZaloを使い、新型コロナの影響があって現地に行けなくてもベトナム工場とコミュニケーションを頻繁に取っています。また、Zoomを使って遠隔で新しい工場の視察をして、新しい取引先も増やすことができました。そのため多くのベトナム調達の見積や注文をもらえるようになって嬉しいです。今回のブログはお客様からよく問い合わせのあるベトナムのコロナ状況を紹介させて頂きたいと思います。
2021年2月ごろ、ベトナムの旧正月の前に、ベトナムでは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の市中感染が発生しました。 このコロナの市中感染は主に北部紅河デルタ地方にあるハイズオン省というところで拡大しました。
ハイズオン省は、ベトナム北部の紅河デルタに位置し、首都ハノイと外港ハイフォン、世界的な観光地のハロン湾の間にある省です。ハイズオン省では17の工業団地があり、多くの日系企業が進出しています。ハイズオン省で新型コロナウイルスの市中感染が拡大していることを受け、ハイズオン省は一部の工業団地を封鎖し、封鎖の対象となった工場は操業を一時停止しなければなりませんでした。(当社の取引先ではありません)
ベトナムの首相の指示に沿った最も厳しい社会的隔離措置がハイズオン省で適用されています。
措置の適用期間は15日間です。食料品や医薬品の購入、病気や怪我などの救急の場合、工場などの生産拠点での勤務などを除き、極力外出を控えなければなりません(守らないと逮捕されると聞きました)。また、外出時のマスク着用、アルコール消毒・手洗いが求められるほか、職場や学校、病院を除く公共の場に3人以上で集まることが禁止され、会話をするときは2m以上の距離を保たなければなりません。
この写真を見るとビックリされるかもしれませんが、省内全部を封鎖しているのではなく、村や工業団地などの入口・出口を1か所~2か所に制限して対応しているようです。ベトナムの地元の人の意見を聞くと、そうしないとしっかり管理できないという考えのようです。ベトナムは、日本と比べて医療機関が整っていないので、このように厳しい措置をしているのだと思います。良い悪いかは別として、出来る範囲のことをすぐに実行するのは日本と違うところかなと思います。
コロナが早く終息されるようお祈りいたします。
仕事でのベトナム出張はもちろん、プライベートでベトナムに行けるようになるのが待ち遠しいです。
ベトナム出張はできてないですが、Zoomを使ってリモート検品や打ち合わせをおこなっていますし、当社のベトナム取引先の工場も増やして調達リスクを分散しています。ベトナム調達に関するお問い合わせは遠慮なく送ってください。
今後ともよろしくお願いいたします。