【非を認めることは「負け」じゃない】~心理学者 アドラーの名言より~
2024/07/15|採用担当者ブログ
採用担当者の塩見です。
朝 セミの鳴き声がするようになってきました。いよいよ夏休みが近づくな、と思いつつ、宿題に追われていた学生時代が懐かしいな、と思いながら通勤しております。
さて、ジメジメした梅雨ももうすぐ明けそうですね。今年もまた猛暑になりそうな予感がしている私は、早速会社の冷蔵庫にアイスを補充しました。これで夏も乗り切れるかな!?
今回は久しぶりにアドラーの名言より
「非を認めることは「負け」じゃない」
「嫌われる勇気」という書籍の中で紹介もされております。アドラーの心理学にご興味がない方でも聞いたことがある方はいらっしゃるのでは?
多くの人は対人関係の中で、「私の意見が正しい」と自信を持った場合「相手は間違っている」という考えになり、最終的には勝ち負けを意識してしまいがちです。そうすることで「自分の誤りを認めること」をそのまま負けを認めること、と考えてしまいます。
しかし、勝ち負けにばかり目を向けていると、本来進むべき道を間違ってしまう場合もあります。「負けたくない」という一心から自分の誤りに気付かず勝負に勝つことにとらわれてしまうのです。誤りを認めること、謝罪の言葉を述べること、権力争いから降りること、これらはいずれも「負け」ではないのです。だからこそ、勝ち負けにこだわらず、自分を変えていくことが大事なのです。
私はコンヒラで人事として試行錯誤しながら10年以上経過してきましたが、自分のやってきたことが正しかったのか、他により良い案はあったのではないか、と疑心暗鬼になり答えの見えない迷路に迷い込んでしまうことが多々あります。その時にはこのアドラーの言葉を思い出し、「私が考えたやり方は間違っていた」と素直に反省をし、「経験したことを糧に今後より良い方法を考え出そう」と意識改変をするようにしております。
過去にばかりとらわれず、一歩ずつでも前進。そうすることでより自分自身も成長でき、ひいては会社のためと信じているからです。
今、自分に自信が持てず悩んでいる方、自分をないがしろにして周りの人のことばかりを気にしてしまう方、そういった方々の心を少しでも軽くするきっかけとなり、少しでも心が晴れますように。