【自分の価値観の切替】~駒大で学生三大駅伝三冠を成し遂げた大八木監督より~
2023/02/15|採用担当者ブログ
採用担当者の塩見です。
2023年も1ヶ月が過ぎました。人事責任者をしている私としましては、決算も無事落ち着き、2024新卒募集で学生に向けてどのようにアプローチしようか思案している毎日です。
さて、お正月に箱根駅伝をご覧になった方は多いのではないでしょうか?かくいう私も、裏番組でお笑いを見つつ、学生の生き生きした姿に元気をもらっておりました。最終的には駒澤大学が学生三大駅伝三冠を成し遂げ、大八木監督も勇退。感動の上に感動を呼ぶ内容でした。
そんな大八木監督について、学生の育て方を切り替えたことが話題に多く出てきました。駅伝をご覧になっていない方も、大八木監督の指導方法について見たり聞いたりした方はいたかと。
数年前までは、自分の考えを学生に教え込み、その教えをもとに練習させていました。毎年箱根駅伝に出場できていたので、その教えも多かれ少なかれ正しいこともあったかと。ただ、時代も変化し学生の意識も変化する中で、学生の伸び悩みに監督ご自身も悩む。考えた末に出た答えが、「学生に寄り添い、学生の主体性を重んじる」ことでした。
これこそまさしく、「価値観の切替」です。
文章で見ると簡単なように見受けられますが、ご自身の経験と実績もあり、ある程度自負はあったかと。そんな中での切替は生半可な決意ではできなかったはずです。
自分の考えを押し付けるのではなく、まずは学生がどうしたいかを考えさせ挑戦させる。すぐに口出しするのではなく、学生が意見を言いやすい環境づくりも行う。
そういった環境で切磋琢磨し合いながらの三冠は、これから社会に出る学生にとっても、自信をつけることのできる良い経験になったかと思います。
会社における社員育成も同様です。自分がこれまで積んできた経験をもとに教えることも1つの手法でしょう。ただ、育成方法は1つではありませんし、それが成功したからと言って他に方法がないわけではありません。
若手社員の考えや価値観に寄り添い、どういったことを考えているのか。何を持ってその行動をしたのか。自分は何をやりたいのか。
まずは「待つ」姿勢を意識しながら、若手社員の自発性をより発揮してもらえるような環境づくりをしたいと思います。
冒頭にも書きましたが、2024新卒採用。若手社員の協力は必須です。どうすればより学生に興味を持ってもらえるか。今後活躍していただく若手社員に耳を傾けながら取り組んでまいります。