【壁がある。だから、行く。】~2021年の始まりに向けて~
2021/01/01|社長ブログ
社長の山本太郎です。
旧年よりコロナ禍で在宅、外出自粛も増え、ご家族一緒に過ごす時間が多くなり、絆が深まった方や、新たな趣味や学びを始めた方も多かった気がします。
皆様におかれましても、新しい生活様式になり益々視野が広がったとお慶び申し上げます。
「壁がある。だから、行く。」
クボタのCMで最後に流れるキャッチコピーで、とても気に入っています。
ここ数年、当社は激しく変化してきました。製品開発、市場開拓、プロモーション改善、組織改革、ITインフラ再構築、人財積極採用、経営企画、管理会計の強化、工場新設など、毎年「またか?」と社員があきれるほど新しいことに取り組み変化してきました。
振り返ると、始めるたびに壁が目の前に現れ、それを乗り越えるたびにまた次の壁が現れるという連続でしたし、今もまた新しい壁が目の前にそびえています。でも気が付くと、私たちは間違いなくいくつもの壁を越えて数年前と違う高みまでたどり着けたと思います。その壁の1つにコロナ禍も含まれますが、その壁も少しずつクラウド化やリモート接続化などに着手し、1歩ずつ着実に壁を越えて進めているところです。
なぜ壁を超え続けられたのだろうと改めて考えてみました。
第一に、「壁の向こうにあるゴール」をイメージできたからだと思います。到達したらこんな景色が待っているんだろうというイメージがあるからこそ、そこに向けて一つ一つ壁を越えて来れたのだと思います。例えば自社ブランド装置の開発メーカーを拡大するというゴールを共有し必要な設計人財の採用や、開発工場の建設など一つ一つ壁を越えて現在では収益の60%以上が自社ブランドで稼ぐようになりました。
第二に、その実現に向けた取り組みに全社員が協力して参画してくれたからです。先走ったり横道にそれたり、遅れる人も出ましたが、概ね皆で協力しながら壁を越えてくることができました。これは、これまで新しいことに取り組むことが好きなコンヒラの創業者からのDNAが大きく影響していると思います。当社が始める事業はほとんど「新規開拓、新規開発」が多かったため、楽な壁はありませんでした。しかし一つ一つ諦めず解決しながら進めてきたため、今ではちょっとした壁があっても、楽々越えられる先輩や上司が多く、その姿を見て新しく入っていただいた方も「自分もできるかも」と心の壁を低くしてチャレンジし乗り越える経験を通して自信をつけてスキルアップしています。
第三に、起きている壁を隠さず社内に開示して、どうやって乗り越えるか朝礼などを通して、絶えず説明するようにしたからだと思います。この時、壁を乗り越えることに困っている人も出てきますが、とにかく真正面から受け止めて対応をするようにしています。不満のある社員の中には「満足」までいかない場合もありますが、少なくとも壁を放置せず取り組む会社の姿勢を見てもらうことで「しょうがない。付き合うか。」と一緒に取り組んでくれるように思います。
さて、今年もコンヒラは更に壁の向こうの目標を設定しました。そこへ向かうためには、また目の前に現れる壁を一つ一つ全社員と一緒に乗り越えていく必要があります。でもその先に待っている世界は間違いなく、今とは違う素晴らしい世界がまっていると確信しています。
2021年もコンヒラは全社員とともに「壁がある。だから、行く」でチャレンジし続けます。