【不具合からのいち早い対応】~ピンチをチャンスへ~
2021/04/30|社員ブログ
貿易チームの国枝です。
今回は海外調達品における納入後の不具合発生から品質の改善とその過程について説明させて頂きます。貿易チームでは様々な製品を海外から調達しており、どのような製品も不具合が起きないように対応しております。しかし、まれに製品の不具合が発生してしまうこともありますが、不具合対応について最後まで責任を持って対処しきることでお客様から認めて頂いて、新しい製品のご注文を頂いたり、他のお客様を当社にご紹介して下さったりしました。
<不具合発生した時における対応について>
・すぐにお客様へ訪問して、不具合品の状況を確認
※新型コロナもありますのでお客様に事前に相談し対応しております。
・不具合数量の洗い出しや今後の生産計画に影響がでないかお客様からヒアリング
・海外製作工場へもすぐに情報を共有し、不具合が発生した原因の調査、交換補償が必要な場合の最短納期の確認
・お客様に不具合の原因や再発防止対策の報告、補償分の製作から納入までの進捗状況の連絡
この一連の対応で特に大切と考えて取り組んでいることは、最初の不具合発生からいかに早くお客様の元へお伺いして実際の製品を確認するか、ということです。もし、私がお客様のような調達担当の立場だとして、調達製品に不具合が発生したときに仕入先担当者が迅速で丁寧な対応をしてくれたとしたら、たとえその時は大変だとしてもその仕入れ先は信頼できるなと思うからです。実際にお客様も不具合が起こったことにより不安や不信に思われているので、まずは現場で製品に関する情報収集をして海外工場へすぐに不具合の原因と最短製作スケジュールの確認をします。
本来なら、不具合が発生した場合にはすぐに海外製作工場へ訪問して、現地にて改善状況や再発防止対策の確認を行いますが、新型コロナで出入国が制限されているため、不具合の改善方法や再発防止策をTeamsやZoomといったビデオ会議システムで打ち合わせをすることで、出荷前検査を実施しています。
不具合を未然に防ぐ取り組みとして、製品を納入してから定期的にお客様へ訪問して品質の状態を確認したり、実際に使用されている現場の方にも話を伺って細かな品質改善のニーズを吸い上げたりして海外製作工場にもより良い品質の製品にできるようフィードバックをかけております。
この取り組みをお客様に評価して頂き、不具合の対応が解決した後の新規製品のご注文につながりました。今までこのお客様は鋳鉄品や機械加工品が主要な製品でしたが、以前からPRしていた板金加工品のご注文を頂くこととなりました。このように品質改善をやりきった際にお客様から信頼を得て、チャンスにも広げられると実感しました。
当社の貿易チームではベトナムをはじめとする海外調達を積極的に展開しております。ベトナム調達にご興味のある方や海外工場からの仕入れに困っている方がいらっしゃいましたら、遠慮なく当社の貿易チームまでお問い合わせ下さい。