【学びは一生】~無知を恥じず、無知に甘えるに恥じる~
2022/01/11|社員ブログ
貿易チームのAです。入社してから8カ月ほど経過しました。依然としてコロナ禍ではありますが、徐々にお客様訪問の頻度が増えました。そこで今回は、商談に同席して感じたことについて紹介します。
商談の場で弊社から紹介することの1つに「ベトナム調達の強みや実績(実物や写真を持参します)について」があります。強みとしては人件費の安さ、親日的、モノづくりに対する勤勉さなどが挙げられます。特に弊社の主要取引先のベトナム工場の勤勉さについては目を見張る点があり、一緒になって改善や品質向上にも積極的に取り組んでくれています。そのため製品によっては国内製品よりも高品質とお客様から評価される場合もあります。
入社当初は、上記のような工場の情報は勿論のこと、取扱製品やお客様の情報などの理解が乏しく、絶えず未知の情報が流入している状況でした。ところが、商談の機会が積み重なり、事前準備での上司からのレクチャーや商談に同席しているお陰で、断片的ではありますが理解の及ぶ範囲が広がっているように思います。
そして先日、新規のお客様との商談において、弊社の海外調達事業を紹介する機会がありました。事前に資料内の写真や説明については上司に確認をし、理解を深めることに努めました。さらに部署のメンバーに練習に付き合ってもらえたこともあり、無事当日のプレゼンを終えることができました。
しかし、プレゼンは飽くまでも商談の一部であり、他にも海上輸送コストや、コロナに関する工場への影響といった情報交換もおこなわれます。これらの情報については、まだ自身の理解が浅いため現状は上司の説明を聞くことに徹しています。ただ、いずれは上司のように商談内容全体を理解しておかなければならないため、最近では「この話の流れなら、この話をする」と自分が話すイメージをしながら商談に同席しています。
さて、副題とした言葉、「無知を恥じず、無知に甘えるに恥じる」についてですが、私が尊敬している方が2015年に出版した本に載せていたものです。その本を読んで以来、最初は何事も無知なのは恥ずべきことではなく、重要なのはそこからの学びの姿勢であると考え、この言葉を行動原理としています。学生時だけでなく社会に出てからも学びの場は尽きないため、この言葉を大事にしていかなければならないと思いました。
分からないことはなおざりにするのではなく上司に尋ねる、あるいは上司とお客様とのやり取りの場におけるノウハウを盗むことで自身の成長に繋げていきたいと思います。