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【装置の原価台帳ができるまで】~チームプレイとやり遂げる追究心~

2022/01/07|社員ブログ

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 1Fの組立現場が落ち着いた頃にドタバタし出すのが恒例の、神戸製造チームのIです。

 ここ数ヶ月、1Fの組立現場が多忙を極めていましたが、立て続けの出荷が終わって今は少し落ち着きました。その現場の落ち着きに反し、この頃から私が繁忙期に入ります。
 その理由は……原価台帳の作成があるから!です。今回はこの原価台帳についてご紹介します。

 受注~検収(検収とは…お客様が問題なく商品を受け取られて、お支払いいただける対象になること)、までの流れの中で私の繁忙期は下記赤丸の箇所になるのですが、今は右の赤丸の時期で、ここで原価台帳作成に取り掛かっています。
※ちなみに赤丸が工程をまたいだ微妙な位置なのはわざとです。

 原価台帳というのは、その名の通り、その案件(ここでは装置1台とします)でどれだけ費用が掛かったのかをまとめた資料です。購入品、在庫から使用した部品、輸送料(チャーター代)等、全ての費用を算出する為、それなりの手間と時間が掛かる作業なので、出荷が重なるとなかなかのボリュームになります。

 原価台帳を完成させる為には、まずその装置を製作する為に使った部材を全て拾い出さなければなりませんが、これには現場(組立担当者)と設計担当者の協力が不可欠です。その過程をざっくり図解すると、下記のようになります。

① 現場(組立担当者)から使用報告部材報告を受け取る。
② 手配資料と使用報告内容を照合。その際余った部材の処理や手配資料との相違点に悩む。
③ 悩んでも解決しないところは現場(組立担当者)と設計に確認して情報整理。
④ 情報整理を経て、手元の計上メモ(購入品の請求書を購入先から受領し、処理したものの合計をとったもの)と完成した台帳を照合して数字が一致すれば完成。
完成台帳を関係者に確認して貰い、加筆修正が必要であれば対応して今度こそ完成!

 だいたい②と④で頭を抱えていることが多いので、PC画面とにらめっこしている時はだいたいこれで悩んでいます。見かけたら「ああ、今②か④をやっているんだな」と思ってそっとしておいてください……。

 そんなこんなの過程を経て、原価台帳は出来上がります。1ページ約40行×15~20ページくらいがSorae・Umieといった陸上向け主力装置の1案件あたりの原価台帳で、これをもとに神戸製造チームの利益が確定します。
 毎度、原価台帳作成の時は神経を使いますが、ビシッと数字が一致した時の達成感といったら、それはもう格別です。何年も携わっていることですが、未だに思わず「ヨッシャー!」と声に出てしまうこともしばしば。

 原価台帳はもちろんのこと、その他にも複雑な処理が多いのが神戸製造チームの特色ですが、その分いろいろなことを経験ができます。悩みながらも物事を追究する好奇心旺盛なタイプの方は、このポジションに向いていると思いますので、興味を持たれましたら是非、神戸製造チームの事務職にご応募ください。

 ……残念ながら、現在は募集していないのですけれど💦

 ということで、どの占いでもたいてい、1つのことに没頭しとことん追究する「研究者タイプ」と出る神戸製造チームのIがお送りしました。

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