【壁を乗り越える人の考え方 その3「提案する」】~経営理念の実現を目指して~
2023/05/01|社長ブログ
社長の山本太郎です。
前回のブログでは、壁を越える人は「越えたいと思う」だけでなく、「越えようと思い続ける」ことと紹介しました。今回は「思い続ける」あとに、どのように行動しているか紹介します。
壁を越える人は「提案する」人です。言い方を変えると、「これをやっていいですか?」と聞いてくる人です。逆に壁を越えられない人は「これはどうしたらいいですか?」と聞きます。一見、似ているようですが大きな差があります。もし「どうしたらいいですか?」と聞かれると、多くの人は「経験もないし、壁も高いし止めておいたほうが良いよ。」と納得できるそれらしい説明をするので壁を越えることを止めてしまいます。それに対して、壁を越える人は、どうやったら越えられるか色々と新しい方法を具体的に考え出すので、聞き方も必ず「自分はこうすれば壁を越えられると思うので、やってみてもいいですか?」という聞き方になるのです。この聞き方は、相手が「無理でしょ」という反論に備えるという効果もあります。
ここまで読んでいただいて、いかがでしょう。意外に簡単そうに感じたのではないでしょうか。ところが壁を越えて来た人達から私がよく聞く言葉があります。それは以下のような言葉です。
・壁を越えたいと思う人は20%
・壁を越えようと思い続ける人は、思う人の20%
・思い続けながら、実際にトライアンドエラーで提案し挑戦し続ける人は更にその20%
つまり壁を越え続ける人の確率は「20%×20%×20%=0.8%」。なんと100人に1人いないのです。
さらに付け加えると、もし「挑戦し続ける」人がいても、上司や、経営層が「壁を越えようと思わない、思い続けない、挑戦しない人」だとどうなるでしょう。部下はいつも挑戦したい提案を否認されるので、結局壁を越えることが難しくなります。ごくまれに会社や上司に逆らってでも挑戦する人がいますが、かなり稀ですしリスクも高いです。
しかしコンヒラは「壁を越えようとする人を応援する」会社です。そのような社風の中で一人、また一人と壁を越える人が出てくると、近くにいる人たちが「あの人が越えられるなら、自分も越えられるかも」と「思い」はじめます。その結果刺激し合いながら「思う人」「思い続ける人」「やっていいですか?と聞く人」それぞれ30%にできたらどうなるでしょう? 30%×30%×30% =2.7%と、100人に2.7人が壁を越え続ける人になります。その差はわずかに感じるかもしれませんが、なんと3.3倍にもなるのです。当社はこのような壁にチャレンジする人を応援する会社を目指しています。
ここで、「20%を30%にするのは難しい」と言われそうですが、私はそういう会社を目指したいと「思い続け」、「これやりたいとトライし続ける」ので、この壁もいつかは越えられると信じています。そんなコンヒラにご期待ください。
ここまで読んでいただいた方の中には、結局「壁を越えられる人は、ほんの僅かしかいないじゃないか」と逆に諦めてしまう人もいると思います。でも安心してください、そんな方にも壁を越える方法があるので、次回ご紹介したいと思います。