理想の経営者像は「社員の幸福実現を目指す経営者」~社員アンケートからの気づき~
2023/07/01|社長ブログ
社長の山本太郎です。
当社では現在、社員エンゲージメントのスコアを上げるべく、様々な社内匿名アンケートを実施しています。(エンゲージメントの概念はこちらをクリック)その質問の中から「良い経営者像とは? 理想の経営者像とは?」というアンケート結果についてご紹介します。
圧倒的に多かった「良い経営者像」の回答は「ビジョンがあり、社員に発信し、社員に共感してもらえるようキチンと説明できる経営者」でした。
しかし、私が一番気になったのは、二つ目に多い回答「社員の意見(異見)を幅広く聞き、その意見に対し、何をやる、やらないかを決めて、その決定の理由をできるだけ社員の納得を得られるよう説明をする。そして一度決めたら最後までやりきってくれるのが理想の経営者」というものでした。それと似た回答は「社員から声がかけやすく、また日頃接点の少ない部署の社員とも広くコミュニケーションできる機会をつくる経営者」「社員を第一に考え、社員目線で考えられる経営者」と続きました。
「理想の経営者像は?」に対する回答は51件あり、そのうちなんと53%にあたる27件に「社員」という単語が含まれていました。その答えを要約すると圧倒的に「社員のことを考え、社員のことばに耳を傾け、社員を幸せにしようとする経営者」が社員の考える「理想の経営者像」でした。
当社の経営理念 第1条は2023年6月時点では「全社員の物心両面の成長と幸福の追求」です。これ自体は今回のアンケート結果と似ているため、理念自体は間違ってなかったと確信できましたが、この理念はもともと私が他社の経営理念を少しアレンジして持ち込んだものでした。そのため、どうしても「外から持ち込まれた理念」「上から降りてきた理念」と社員は感じがちになります。しかし今回のアンケート結果を見て、社員もコンヒラと経営者に「社員の幸福実現」を期待していることがよくわかりました。そこで、社員参画で経営理念の文言の見直しを決定し現在作業中です。社員が参画して作成した理念が仮に現在と同じ文書になったとしても、社員が自分で考え、一緒に目指すと決めた自分の理念になるので、納得度は全く変わるのではないかと期待しています。この取り組みについては、また後日このブログでご報告させていただきますのでご期待ください。
なお、アンケート回答で一番多かったのは「ビジョンのある経営者」ですが、ビジョン(将来の理想像)はミッション(経営理念)に取り組んだ結果、目指したい未来像なので、まずはミッション(経営理念)を社員と一緒に文書化してから取り組む予定です。この取り組みも、またこのブログシリーズでご紹介させていただきますのでご期待ください。
またこのような取り組みを読んでいただいて、このミッション(理念)の実現に一緒に取り組みたいと思っていただける仲間と将来お会いできることを期待しつつ、今回のブログを締めくくりたいと思います。
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