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【先ずは目的を設定しよう】~コンヒラの行動規範 その1~

2024/07/01|社長ブログ

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社長の山本太郎です。

みなさんはコンピテンシー(以下コンピという)という言葉をご存じでしょうか?当社では「コンヒラが理想と考える行動習慣と思考特性」と表現しています。5年前の人事制度導入に伴い初版のコンピを使い始めてから、2回大きな改訂を経て、今回3回目の全面改訂をおこなうことで「共通コンピ × 14個」と、「職種コンピ × 1~3個」にまとめ運用を開始しました。ちょうど良い機会なので、今回のブログからコンピを一つ一つご紹介させていただくことにします。

コンヒラのコンピの1番目は「目的設定能力」です。具体的に言うと、「経営理念・コンピ・部門方針・ビジョン・事業の目的意義を、自分なりに明確にし、理解している。」という行動規範です。

一つ目は、仕事において「目的」を持つと仕事が楽しくなります。ただ上司(または先輩)から目的も説明されずに「これをしなさい」と言われた作業を黙々とする仕事と、目的をちゃんと説明されて、または自分で目的をもって取り組む仕事とどちらが楽しいでしょう?当然 後者の方が楽しいはずです。
よくビジネスの世界で使われる例をご紹介します。ただ「ノルマだから、レンガを**個、積んでおいて」と言われた職人と、「後世に残る教会をつくるために、レンガを**個積んでおいて」と言われた職人と、どちらがやる気が出るでしょう?
程度の差はあれ、やはり後者なのです。

二つ目に、仕事に「目的」を持つと、自分で次々と知恵が出てくるようになります。例えば「お客様に喜んでいただくこと」を目的とすれば、それぞれのお客様に合わせてどうすれば喜んでいただけるだろう?と自分で考え始めます。あるお客様は安さで喜び、あるお客様はスピードを喜ぶ、など、相手によって喜ぶポイントは違うので、やり方も現場で工夫するようになります。こうやって誰かに細かく指示されなくても、その場で「目的」のために自分でやり方を臨機応変に対応するようになるのです。私たちの身近なお店でこのような取り組みをしている具体例でいうと、スターバックスの店員さんが有名ですね。スターバックスには具体的接客マニュアルはなく、「お客様が何をしてほしいかを考えてサービスしよう」と書かれているだけです。この目的を実現するために従業員個々人に判断が委ねられています。これにより、従業員は多種多様な来客者一人一人に合わせたサービスを提供できているのです。

三つ目に、仕事に「同じ目的」を持つと、チームで合意形成がしやすくなります。ここで大事なのは「同じ目的を持つこと」です。人の価値観や常識には幅があり、誰かにとって正しいやり方でも、誰かにとっては正しくないやり方と感じる場合があります。しかし「同じ目的」があり、そこへ向かって、「違うやり方」を出し合うのであれば、ぶつかるのではなく「どちらのやり方がより良いか?」「組み合わせたらもっと良くならないか?」どちらでもない「新しいやり方がないか?」と次々と実行案が湧き出てくるようになり、その可能性に期待して、「先ず、これをやってみよう」と合意し皆で取り組みやすくなります。

当社で起きた、最近の実例をご紹介します。たとえば「コンヒラでは毎年10月に行っていた社員旅行」があります。これは創業者の時代から行っており、何の疑問も持たずに続けていました。皆さんの職場でも「昔からやってるから、疑問を持たずに何となく続けていること」があるのではないでしょうか。しかし最近、社員旅行のやり方、取り組みに対し色々な考え方が出てきたので「当社にとって社員旅行の目的は何なの?」と改めて考えることになりました。すると「普段交流のない他部署や他拠点と、形式張らずに交流する場があることで、旅行後は互いの性格もより分かり合え、関係性も深くなり、仕事も依頼しやすくなった」という社員感想が多く、これをコンヒラの社員旅行の「目的」の一つに設定することにしました。その目的のためには、「社員旅行に参加しやすくすること、交流の参加率を上げること」が必要であり、今までおこなっていた10月は当社では比較的繁忙期で参加率が下がってしまうため、実施日を来期から変えた方が良いという議論になりました。

これほどまでに、先ず目的を設定することには多くのメリットがあるため、当社では新しくなったコンピの一番目に「目的を設定すること」を大事な行動習慣として設定しました。
みなさんも、当たり前に繰り返している仕事や行事に対して、面倒だと感じても敢えて「この仕事の目的って何なんだろう?」と考えてみてはいかがでしょう。きっと驚くような変化が生まれてくるとおもいます。ぜひお試しください。

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この記事の筆者

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山本太郎

社長の山本太郎です。仕事に対する考え、日々の取り組みをSNSでも発信しています。
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