高野山へ大病平癒のお礼参り
2012/11/01|会長ブログ
前回のブログでお伝えした通り、大病平癒は四国八十八か所と高野山を開いた空海さんのおかげと思っているため、お礼参りに高野山へ伺ったことを紹介したいとおもう。
今回は本格的にお遍路さんの巡礼服を着て空海弘法大師の命日21日に設定し、巡礼の道といわれる「高野山町石道」を登ってきた。
空海さんは、神の使いとされる和犬に案内されて高野山を開かれたといわれているが今回私が犬に案内されることはなかった。
途中60過ぎの30人以上の山ガールたちに取り囲まれ「ご信者さんですか?」と質問攻めにあった。
もともと話好きの私はもう止まらない。
四国八十八か所と高野山の不思議な歴史の数々を披露しさらに、大病平癒のお礼参りであることを話すと大いに盛り上がった。
中には熱心にメモをとる方もおり、にわか信者になった私は大変楽しい時間を過ごすことができた。
あまりに楽しすぎて目的のお礼参りをすっかり忘れてしまい、予定の時間を大幅に過ぎてしまった。
空海さんが怒ってないか心配である。
そうこうしているうちに、ようやく高野山奥の院に到着した。
途中お遍路姿のためか、すれ違うお坊様には深々と頭を下げられ恐縮してしまった。
外人の旅行者たちには、何度も写真を撮られスター気分のようであった。
なにやら意味不明の日本語で話しかけてくるが、わからないので愛想良く相槌をうっておいた。
いよいよ本題のお礼参り。
参道を早足に進み、空海の眠る奥の院へはいり、丁寧にお経を唱えお礼参りを始めた。
この度の入院治療と完治のお礼、そしてこれからの人生についても静かに考えることができた。
ふと我にかえると、いつ降り出したのか激しい雨音が突然耳にはいってきた。
お参り中は何も聞こえず静かな時を過ごしていたため、とても不思議な体験であった。
空海さんに活かされたこの身、まだこの世ですべき事があるはず。
ジックリと考えてみようと思う。