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【1300年前から変わらないリーダーとしての姿】~「貞観政要」からの学び~

2021/11/01|社長ブログ

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社長の山本太郎です。

最近、ふとしたきっかけで「貞観政要(じょうがんせいよう)」を読み始めました。「貞観政要」とは、約1300年前の中国 唐の時代の二代目皇帝 太宗李世民(たいそう りせいみん)が、部下たちと素直に意見交換や問答を行いリーダーとしてのあるべき姿を追求した話を記したものだそうです。

多くの有名な経営者が中国の古典を引用して話されますが、正直私はこれまでほとんど興味がありませんでした。書いている文書もわかりにくく、現在の経営や組織論にはマッチしないとも考えていました。簡単にいえば時代遅れだと感じていたのです。

ところが50歳に近づき、ふと目にする機会がありパラパラと読むと「おや? 1300年前の話だが、現代と共通する内容がたくさんある」と気づいたのです。前置きが長くなりましたが、今回はその中から特に4点だけ、当社が今取り組んでいる課題にリンクする内容を私の個人的解釈でご紹介させていただきます。ただここで紹介するリーダーとしての資質は、すでに事業、組織がある程度完成したという前提のリーダー論であり、創業時のリーダー論ではないことに注意してお読みください。創業時は激しいリーダーが必要なので、逆の場合もあります。

聞く耳を持つ
強いリーダーシップは必要だが、逆に「耳に痛いことも、聞く耳をもつこと」がリーダーに必要ということです。太宗 李世民は、なんとそのために部下から耳に痛い言葉を集める専門部署までつくっていたそうです。なぜなら、この当時下手なことをいうと厳しく処罰されたり処刑されるため、部下は怖くて上司に言えなかったからです。

言動一致し、公私混同しない
優秀な部下を選ぶ能力が必要だが、それ以上に「リーダーは自身が言葉と行動に責任を持つ」ことで初めて「優秀なスタッフが集まる」と言っています。つまり「言ってることと、やってることが一致しているか?」「公私混同してないか?」と私なりに解釈しました。

後継者を育成する
次の後継リーダー、経営層をキチンと育ててバトンタッチし組織、会社が適正に新陳代謝しながら維持、発展し、社員も幸福になり続けるようにすることもリーダーの資質と述べています。私も含め誰しも必ず老化するため、組織にとってリーダーに必要な資質です。

創業か守勢かを見極める
会社がある程度成長し、安定した状態、組織的になった状態が「守勢」です。そのためリーダーとして「聞く耳を持つ」「言動一致」「後継者の育成」が必要な資質になります。ところが新規事業など「創業」の状態になると一気呵成に苛烈に行うパワーが必要なので、リーダーは二重人格のように「創業ステージ」か「守勢ステージ」かで自身のリーダーとしての行動を使い分ける能力が必要となります。新規事業、新規開発は「聞く耳」を持ちすぎても、「できない説明」ばかり出てくる可能性が高くなり、結果チャレンジを止められて進まなく断念することになり、次のステージに成長する機会も失うことになります。この場合、聞きすぎてもダメで決断が必要になります。

ここまで読んでどうでしょう?私は、「まるで現代の経営本、組織論、リーダー論の本のようだ」と気づかされました。しかもこれが、1300年前に書かれた本ということが驚きです。それほどまで、リーダーの原理原則論は不変なのだと改めて強く認識することができました。

まだ読み終わっていませんが、これからも1300年前の太宗李世民と本を通して学び、リーダーとしてあるべき姿を学び、また社員と一緒に学び続けていきます。

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